函館競馬の極意

いやあ、豊さんに脱帽。
9レースから3連勝で札幌記念は圧勝。9レースではご相伴にあずかったものの、外枠に入った札幌記念は半信半疑で買えんかった。あの辺をしっかりと買えるようになったら言うことないんやろう。
それにしても、今日の函館競馬はおいしかった。
非常においしかった。
悪天候だと荒れるというが、函館にしては荒れた方やろう。特に2着3着は当てモンみたいな状況やったみたいや。(まあ、単勝しか買わんおっさんには関係ないけど。)
1人気は3勝。勝つべきところが勝ったという感じ。残りは馬場と天候にやられたと思う。
札幌記念ロゴタイプ。外枠というのもあるが、トウケイヘイローがあの馬場(芝の未勝利戦がダートみたいな時計!)にしてはかなり速いペースで逃げて、後続はなし崩しで脚を使わされたが、最後はスタミナと函館適性がものをいった。だから函館記念の3着までが順番変わってそのままそっくり。
それにしても2分6秒5。スマートファルコンより遅いで(笑い)。乗ってる豊さんにしてみたら、まさにスマートファルコンで逃げてる感じやったんやろうな。


さて、再来週の函館遠征に備えて、いよいよ本腰を入れて対策を立て始めた(小倉と新潟の回収は諦めたともいう)ので、朝からほぼ全て、小銭でも参加してみた。
最初からやる気のなかった新馬2鞍と、本当に分からんかった4レースを除いて9レースに参加。うち5勝と、的中率5割を達成!
合格やね。
もちろん、儲かった。昨日負けた分とおととい大井で負けた分や。
何となくではあるが、極意をつかんだので紹介してみよう。使用する出馬表は私のオリジナル出馬表である。


○競馬の予想は諸要素の総合である
これ、忘れがちやけど、指数だけでも、血統だけでも、騎手だけでも、展開だけでも勝てん。いろんな要素をひっくるめての総合評価が肝心である。
よくスポーツ紙でG1になると月曜日から血統や調教だとかの積棒グラフをやってるが、あれは一つのパターンだろう。


おととい大井でゲートインの吉富のおっさんの漫談を聞いていたら、おっさん、いいことを言った。
「いくら調子がよくたって、能力で劣る馬が勝てるわけねえんだよっ!!」
「お前ら、絶好調の時に、調子の悪いボルトに勝てるかっ!? 勝てねえだろっ!!!」
前走で0.6秒も離された馬が調教だけでグリグリになっているのに対して激怒していたのだが、ごもっとも。
普通のおっさんと世界最速のボルトを比べるのも何だろう。
世界最速の高校生・桐生君(持ち時計10秒0)が洛南の先輩の森脇健児(持ち時計11秒2)と100m対決したらどうなるか?
絶好調の森脇健児はよほどのことがない限り、ほどほどの調子の桐生君に負けてしまうだろう。
調子だけでは勝てないのだ。


他の要素も一緒。
いろんな要素でマイナスの少ない馬が勝つ。
これが競馬だ。
(2着とか3着は一つの要素だけ飛び抜けていても紛れで来るが。)


○具体的には単純化した点数で評価
要素を、
・枠
・血統
・騎手起用
・能力(指数)
・展開(脚質)
に単純化する。
基本的には全て「よい」か「よくない」かの2択で、よければ1点。そうでなければ0点。
ただし、能力だけは飛び抜けている場合に2点。具体的には指数欄が赤字表示の場合は2点だ。
だから全部で6点満点。ほとんど6点になることはない。
競馬の結果というのは相対的なものなので、たとえ6点だろうが、3頭も4頭もいれば買いづらい。逆に4点でも1頭だけ抜けていれば買いだ。(信頼度は下がるが。)
目安としては、5点あって、単独トップまたは2頭か3頭ぐらい横並びの場合は買い。トップが複数いる場合は素直に一番人気しているのを買うべし。(馬券諸氏はみなさん優秀ですわ。)


今の函館競馬だと、
・枠
芝もダートも内がいい。8番ぐらいから内なら点数をつける。ただし、今日はダートは枠関係なしなので全馬1点つけた。
・血統
クラスにもよるが、青と紫があると×。準OPぐらいから上は赤か黄がないと厳しい。
ちなみに、この色分けは過去1年(血統は3年)の成績をみて、1走あたりに稼いだ賞金額を偏差値化している。赤(60以上)、黄(50以上)、緑(45以上)、青(40以上)、紫(40未満)。繁殖牝馬は3代ほど遡った牝系ごとに集計している。
・騎手起用
当該厩舎か馬主とのコンビ偏差値が45以上(緑の色分けに相当)なら1点。どちらも初コンビのケースは点をつけない。血統と同じで準OPより上なら黄色相当の50以上はほしい。
・指数
指数がクラスレベルより上なら1点。赤字(2.5以上)なら2点。
・脚質
評価対象になった指数をマークした時の脚質が、赤(逃げ)か黄(番手)なら1点。ただし、今日のダートは逃げがほぼ差されていたので黄のみ1点とした。3列目の馬が出るようになったら芝は緑(先行)も対象にしていいが、たぶん今年はそうならない。


おもろいように当たります。
トウケイヘイローは枠の分、点数が足りなくて4点だった。5点になったのが、ルルーシュトーセンジョーダンだったので、明らかに仕上がり途上のトーセンジョーダンはやめて、ルルーシュを選択。ただ、この馬が勝つかどうかかなり疑問ではあったので金額を抑えた。
結果から考えると、逃げで最初のコーナーまで距離があるから実質内枠と考えて1点足してやってもよかったか?(そうすると5点になって、3頭で最も人気しているトウケイヘイロー推しになった。)
その辺を来週は調整してみたい。


現在、今年の函館は回収率150%。
かなり乗れているので、このままの勢いであと2週!