勉強会もたまにはな。

9月松竹座「夢の仲臓」のチケットを購入。休日、どうかなと思ったけど、今年の9月って休日多いから余裕やったな。2等とかはよく売れてたけどな。そんな中途半端な席に座るなよ。もったいないんやったらおとなしく3等、松本幸四郎市川染五郎親子をじっくり穴開くまで見たかったら1等買え。そんなに値段変わらへんやん。まあ僕にとってはありがたいんやけどな。
そのまま松竹座下の食堂で昼にしようと思ったが、意外にも人が多いのでやめ。
日曜の道頓堀、イヤやなあ。どっからどうみても観光客です、いうのばっかりで、グリコの看板とかかに道楽をバックに写真撮ってる。ジャマやねん。どけよ。空気嫁オラ。
めっちゃカニ臭いし。かに道楽臭い。いか道楽やなくてよかったな。イカ臭い。シャレにならへんで。まあ素人と観光客はかに道楽とかくいだおれで高くて不味い飯でも食ってなさいってことよ。あんなボッタクリのん、よう食べるわ。ありがたがってるの、観光客だけやで。そういう意味では、金龍とか大たこもやな。大たこなんか全然や。吉本の周りの方が美味いたこ焼きや多いのにな。みんな知らんねん。
さて、地元民はひっそりと今井でうどんでも食うてからいこか。ホンマは地元民ちゃうけどな。ただ近所で働いてるだけや。しかし、今井って有名店やけど見逃しやすいし、隣に変なんできたから余計に目立たへんようになったな。
WINS道頓堀経由で文楽劇場へゴーよ。上方歌舞伎会。三階さんの勉強会や。

第15回 上方歌舞伎

  • 菅原伝授手習鑑 ―車引
  • 芦屋道満大内鑑 ―葛の葉
  • 伊勢音頭恋寝刃 ―油屋、奥庭
  • 春霞歌舞伎草紙

まあ芸には期待はしてへんよ。普段、後見とかを勤めてる彼らが年に1回大役を勤めて、今後の芸道に役立てればエエ。うまいこといけば抜擢もあるやろうけどな。まあ、本番は4回しかないけど、それまでの稽古の過程が大事や。この会は毎年、上方歌舞伎の重鎮、中村鴈治郎松嶋屋兄弟が監修してるから余計にそういうことが重要。
車引は、まあ勉強会らしいな。うまくブッかえらんかったり、動きに粗さがあったり。こういう時代物は型がしっかりと出来上がってるから足の運び一つも大事や。
葛の葉は、中村鴈乃助奮闘公演やな。早替わり、「恋しくば」の曲書き。まあ誰がやっても巧くやれればよく見えるんやけどな。でもちゃんと演じられてたな。床の葵太夫はこんなとこで聴けるとは思わへんかったで。やっぱりエエよ。前の車引が道太夫やっただけに余計にな。ここだけ本公演や。
伊勢音頭の片岡松次郎が今日、一番よかった。福岡貢は松嶋屋片岡仁左衛門の持ち役の一つ。最後の監修者の挨拶によるとここは片岡秀太郎監修だが、立役は仁左衛門が指導したとのこと。その重さを感じてか、溌剌とした動き。上方特有の和事のはんなりした感じも何となく醸し出せていた。多くは求めないが、多少でも出来るに越したことはない。仲居万野役の片岡松之亟も好演。こちらは本公演でも同様な役を任されることも多いから出来て当然と言えばそれまでだが。
春霞歌舞伎草紙は、なあ。・・・やっぱり全員で合わせるのは難しいんかな? バラバラよ。まあしゃあないな。そうしょっちゅう掛かる物でもないし。

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