有馬記念徹底分析：血統篇 - blog こばくち日記

さて、今週は金曜日には東京へ行ってしまうので木曜までに家で分析しなければならない。TARGETはデスクトップにしか入ってないからな。
ジャパンカップダートと阪神ジュベナイルフィリーズで大穴を指名した「8代血統表クロス馬血量」分析。
今回は明瞭な答えが出ました。まずは結論から。
Hail to Reason　または　Northern Dancerのクロス
検証対象は過去5年の3着まで。過去5年なのは、血統勢力なんか10年あれば全く変わってしまうから。現に10年前の有馬記念を見ると、1着マヤノトップガン、2着タイキブリザード、3着サクラチトセオー。これらの馬と同じ父を持つ馬はG1で見かけることはほとんどなくなった（ブライアンズタイム、シアトルスルー、トニービン）。トニービンはもういないのでともかく、かつて三冠馬を輩出したブライアンズタイムですら今や1000万まで。
ただ、これら3頭にも共通するのは、上の2つの条件を満たしている、または惜しいということ。タイキブリザードはヘイルトゥリーズン4×3という強烈なクロスを持っていた。また、マヤノトップガンは3代父にヘイルトゥリーズン、サクラチトセオーは母父がノーザンテーストで、比較的近いところにノーザンダンサーを持っていた。

さて、今年の登録馬で、まずはサンデーサイレンス産駒。エルノヴァは回避の見込みなので対象としない。

これらは無条件に通過。コイントス、ゼンノロブロイ、リンカーンは過去に3着以内の実績もある。

残った馬から極端な近親にサンデーサイレンス、ノーザンダンサーを持つか、キー2頭のクロスを持つ馬をピックアップ。

ただし、父内で4×4

前出の通り。去年の3着。

これも前出。過去2着2回。

ただし、オースミハルカとマイソールサウンドは強調材料が弱いので評価を下げる。
それでも、10頭以上残ってしまった。原因は、父サンデーサイレンスを無条件で受け入れているため。むりやり何か要因を探したが、共通するものはあまり見当たらず、強いて言えば、スピード血統が入っていることか。
そういう意味では、
★サンライズペガサス：母系が鈍重。
●スズカマンボ：ミスタープロスペクターやニジンスキーと言った好走馬に多い血統を持つ。
●ディープインパクト：血統からは強いスピード要素は見当たらないが、母も半姉レディブロンドも短距離で活躍。
★ハーツクライ：母父トニービンも遡ればナスルーラに行き当たるが、母が中距離馬だっただけに重たいか。
★ハイアーゲーム：ボールドルーラーがあるが、兄弟はスピード不足。
★ヘヴンリーロマンス：母系はスピード系も母父サドラーズウェルズの影響か、兄弟はスピード不足。
そういう意味では、過去の好走馬でもコイントスやリンカーンは危ない。どちらも極端なペースで浮上してきた馬。

ということで、厳選した結果、下の馬が残りました。
◎シルクフェイマス
◎スズカマンボ
◎ゼンノロブロイ
◎タップダンスシチー
◎ディープインパクト
◎デルタブルース
上位人気2頭が含まれているので旨みはないですが、仕方ないでしょう。手垢のついたシルクフェイマスやタップダンスシチーよりは、デルタブルースやスズカマンボに魅力を感じます。

余談ながら、ゼンノロブロイがテイエムオペラオーの晩年にダブって見えるのは僕だけでしょうか。この場合、メイショウドトウはタップダンスシチーで。シルクフェイマスはかなりの長期休み明け。
3頭ボックスにならないか？？