マジメな話、プロ野球

中日の落合監督がまだ解説者をやっていた頃に週ベーにコラムを持っていた。その時にさんざん言っていたことが、
「野球で唯一攻めることができるのは投手だけ」
最近のプロ野球をみているとつくづく慧眼だなあと思う。ダテに40代まで現役バリバリやったわけやないと。
現代の日本野球は、投手が投げる。それが捕手の要求通りに行かないことがある。いわゆる「失投」というやつで、打者はこの甘い球を見逃さないことでヒットを打つことができる。
だから制球力のある投手になると打てない。これがうまく「攻められる」投手。球速が遅くても下柳やソフトバンクの和田、讀賣の上原なんかがこういうタイプ。
逆に球が速くてもコントロールが悪いと失投が増える。そこを狙い打たれて崩れていくという投手がエース級でもけっこういる。井川よ。
で、最近の優勝チームというのはやっぱり防御率がいい。去年の阪神セリーグでも仏恥義理の1位。パリーグでもロッテが1位。さらに前年も防御率1位の中日、西武が優勝(西武はペナント2位)。3年前も阪神ダイエー防御率1位が優勝。防御率が1位でないチームが優勝した最後は2001年の近鉄までさかのぼる。セリーグでは1998年の横浜が最後だ。
面白いことにセリーグの方が圧倒的に防御率がいい。普通に考えれば日本シリーズセリーグが圧勝しそうなのにそこはなぜか勝てていない(苦笑)
ただ、長期戦のペナントとなれば投手力のいいチームが強い、というのは最早、日本のプロ野球では当たり前なのだ。そこで今年の行方をみてみる。
セリーグは開幕以来、阪神防御率1位を守り続けている。一時は2点台だったが今は3.14。πかな…。次が中日の3.41なので抜けている。首位の讀賣は3.50。この数字が維持できれば十分戦えるが、維持できるかなw 横浜は先発が乱調続きで両リーグワーストの5.41。このままでは最下位間違いない。意外に広島がよくて讀賣と同じ。今年は油断できないかもしれない。阪神にとってライバルは中日、讀賣、広島。今のところはな。
パリーグは日ハムが頑張っている。唯一の2点台となる2.96。そこに3.34のソフトバンク、3.52のロッテという展開。3.95のオリックスは先発次第でAクラスも狙えるが4.39の西武はこれからつらいか? 楽天ノムさんが「野間口くれや」とボヤくのもようわかるわ。
つうことで何が言いたいかというと、阪神優勝
いやいやオレは(数字だけで判断するんやったら小学生でもできるとか)言うてへんで。