東京フィルのマーラー5番とリヒャルト・シュトラウス「死と変容」

オーチャードホールまで行った。渋谷は久しぶりやけど、ずいぶんと変わったなあ。
そんな中でも東急本店のあたりはまあ変わらん。
とあるスジから(893ちゃうよw)もらったもんやからかなりの良席。今までで一番ええんとちゃうか。持つべきもんはコネやねえ。
さて、演奏。ボーダーの指揮はオーソドックスで、これというところもないけど悪くない。堅実。見た目だけ派手なのよりはずっといい。オケのほうはトランペットがよかった。というより、あのマラ5の頭。三連符のとこね、トランペットがグダグダでは話にならんけどビシッと決めてくれて気分よく音楽に入っていけた。ホルンは動きがあやしかったけど第3楽章もよかったし、存在感はみせてくれた。金管が命の曲やからね。
ただねえ、第4楽章は退屈やった。手堅いのはええけどあそこは色を見せてくれんとなあ。という意味で弦よりも金管に拍手。
ちゃんとしたホールで聴くのはやっぱりええよ。音響とかな。第4楽章で一旦全ての楽器が演奏を終える。しばらく残響が残る。この響きがなあ。ナマ(演奏)は気持ちええよ。仕事が一段落したらまた行こう。そういう意味では今日はよかったよ、わざわざ出かけていって。

在りし日の高松宮殿下