2枚まとめて

まず1枚目
フルトヴェングラー指揮ベルリンフィル ベートーヴェン交響曲4番&7番(1943年録音)
オーパス蔵
ウワサでは聞いていたが、ものすごい気魄のこもった演奏。7番なんかはホンマこんなに表情豊かなんやって。フルトヴェングラー朝比奈隆は弟子を残せなかった。トスカニーニカラヤンバーンスタインはたくさんの弟子を残した。前の二人は残せなかった、というよりは不可能なんやろうな。朝比奈先生は弟子はとらないって宣言してたけど、それはあの芸は教えられるものではないから、一代限りのもんやからというのもあるんかな。この録音は1回限りという、生演奏のいいところが出ていると思う。
2枚目。

こっちは超名盤の誉れ高い1枚。25番の方は他のを聴いたことがないので比較できないけど、40番は今までのは何やったんやっていうぐらい気品あふれる演奏。これを聴いた後にカラヤンを聴いたらものすごくノッペリとして聴こえる。それはそれで楽譜に忠実にとかそういう意味でええんかもしれんけど、それならコンピューターに演奏させてもええやろ。人間が指揮し演奏するんやから人間味がほしい。ものすごい濃い味が出てるねえ。
2枚あわせて2,000円。安い買い物かなって思うよ。