バーンスタインのショスタコーヴィチ

今日は自動火災報知機を取り付けるということで休みをとった。社宅なのでこういうことも許されるのだ。
さて、午後からはフリーなので通帳記帳もかねて駅前まで出てみた。残高をみてびっくり。おいおい…
5桁ってどういうことや?(苦笑)
もっとも、別口座にはもう少し入っているが、いずれにせよこの1年間でどうやら50万円近く使い込んでしまったらしい。ちょっと節約せんとな。
とか言うてるわりには直後にディスクユニオン。誰か何とかしれくれ!
ただ拾いモンをしてきたのでまあよしとする。

Symphonies 1 & 7

Symphonies 1 & 7

盤面Aで1,000円。これ2枚組みの名演やで。かなりのお買い得商品やったと思う。迷わずゲット。7番の「レニングラード」の方はロストロポーヴィチがナショナル交響楽団で指揮したものも持っているが格段に違う。バーンスタインを聴いたら聴けなくなるぐらい。
バーンスタインは多くのレパートリーを持っていたけど、ショスタコは群を抜いていい。というより、他にまともな指揮者がいないのかもしれんけど。これで1,5,7番と聴いたけど、どれもいい。特に5番は最高。5番はムラヴィンスキーレニングラードフィル)、朝比奈隆(大フィル)と持っているが、やっぱりバーンスタインのが一番いい。次いでムラヴィンスキーの東京ライブ。この2枚から比べると朝比奈隆のは落ちる。
バーンスタインが他にも得意としたものにマーラーがあるけど、20世紀の交響曲という共通項がある。ほぼ同時代の作曲家の手によるものを進んで解釈するというのか、ひょっとすると作曲者の意図以上にバーンスタインは演奏できてるんじゃないかと思ったりもする。
交響曲、特に19世紀後半以降のものは、大編成になることが多い。それを隅々までまとめるということにかけてバーンスタインは天才で、こればかりはどの弟子も真似はできないんやろうなあ。型は真似できても。そこに人間が演奏する難しさがあるし、面白さがあるといってもいい。


そういえば、最近は家ではロックやジャズよりもクラシックを聴いている時間の方が長い(電車、iPodでは逆になることが多いけど)。
ロックもジャズもプレーヤーがそれぞれ自慢の腕を見せつけようと白熱するわけやけど、これはある意味、西洋自己中心主義的な音楽。「オレがオレが」の世界。だからアメリカでハッテンしたわけよな。
対するクラシックは、ソナタのようにソリストの「オレオレ」はあるけど、基本的に「調和」が基本。ヨーロッパで発達してきた割には東洋的な側面ももってる。そういうのもあってか、聴くことが多いんかなって思うよ。