価値≠価格

久しぶりにCDを漁りに出かけてみたのが昨日。
カネを持っていないというのもあったけど、慎ましい買い物。
ホンマはもっと欲しいのがいっぱいあったんやけどね。また今度。

バッハ : カンタータ 第140番&第147番

バッハ : カンタータ 第140番&第147番

その中で最も安かった(630円)し、先日読んだ「音楽を愛する友へ」でもバッハについて長々と言及されていて触発されたのもある。
正直、対訳の歌詞の内容については、どうとも言えない。キリスト教徒でもないしね。肯定とも否定とも、賞賛とも酷評とも、どっちとも判断しかねる。
ただ、音楽としてはいいなあって。素朴なオルガンの伴奏での合唱。癒しというよりも心が落ち着いてくる。
日本ではこの手の楽曲は生演奏される機会はめったにない。今まで聴いたことがあるのはキリスト教の葬式でだけ(苦笑)。
だからCDやレコードで聴くより他に手段はないし、人気もないのかもしれんけど、宗教を離れて一つの芸術として素晴らしいと思う。
それは日本でいう声明も同じようなもので、考えてみれば、外国人が日本へ来て寺でお経を聴いていて何か分かるんかなあって疑問やったけど、お経の中身ではなく音楽としてのお経なんやね。もっとも僕らでもお経の中身とかほとんど分からんけど(笑い)。般若心経ぐらいやね。まああれはほとんど洗脳に近いけど。
そういうわけで、いい買い物をしたと思ってる。