キミはこの騎手を信用できるか
絶対国防圏奪還のために必死なフヂワライ先生が、G1で信用できる騎手、信用できない騎手を調べてみました。データは2004年以降。
(番号はスプリンターズS騎乗馬の馬番)
1 勝浦正樹
1-1-1-17と信頼性は低いが、中山は得意。ただし人気には弱い。
2 幸英明
1-3-0-36は平凡。ただ、4度の連対は全て去年以降のもので、短距離なら人気薄でも持ってくることがあるので注意が必要。乗り慣れた馬で好成績。
3 内田博幸
人気馬に騎乗したことがあまりないとはいえ、2-1-0-29という成績は、完全に「人気先行型」騎手である。勝ち鞍はトップクラスでも、G1となると過信してはいけない。
4 三浦皇成
初騎乗のためデータなし。
5 福永祐一
9-6-10-59とかなりの信頼性。ただし2007オークス以来未勝利で、単に2005年の確変(年間5勝)が大きかっただけという説もある。
6番人気以下の馬で9回も3着に持ってきている隠れた穴騎手でもある。
6 蛯名正義
2-3-4-48とまずまず。3着以内に持ってくる時は人気薄が多く、3番人気以内は3頭だけ。買うなら人気薄の時だがいつ来るのか分からないのが難点。
7 小牧太
この間まで間違いなく「G1で買ってはいけない騎手」だった。1-1-3-43のうち、1-1-1-2が今年の成績。ささやかな確変中かもしれない。人気馬にほとんど乗ったことがなく3番人気以内は4回騎乗して0-0-2-2。人気では信用できない。たぶん、この人、プレッシャーにめちゃくちゃ弱いと思う。
8 郷原洋司
ここまで年間3勝しかしていない上に、G1は2003年の朝日杯以来。16人中最も信用できないのはみんな分かっていること。
9 池添謙一
6-6-3-44と大レースに強い。実はそのほとんどがデュランダル(1勝2着3回)とスイープトウショウ(3勝2着3着各2回)だったりするが。残りの2勝もトールポピー。要するに馬が強くないとダメ。馬が強くても落とすことがあるので信用性という点ではかなりマイナス。
10 柴田善臣
「大先生」の称号はダテではない。1-4-1-54。2006年高松宮記念(オレハマテッルゼ)以来勝ち星はない。忘れた頃に年に1度程度2着に来ることがあるらしい。今年はもう皐月賞で終了しました。ダイワメジャーやサンライズバッカス(かつてはゼンノロブロイ)など勝っても不思議のない馬に乗っているにもかかわらず勝てない。これが大先生クオリティ。
11 横山典弘
1-11-6-53の実績がこの人を全て語りつくしている。
「アタマで買ってはいけない」トップ騎手No1。ただし、2着なら天才。善戦マンにヨコテンなら2着フラッグが立ったも同然。テン乗りお手馬なんでもこなす。
まれにイングランディーレ(2004春天)やセイウンスカイ(1998菊花賞)のように長距離で「ヨコテンマジック」を発揮する。
12 吉田隼人
何かのきっかけで大化けするかもしれないが、0-1-0-12という実績ではまだ信用するには足らない。
13 安藤勝己
14-2-8-54という怖ろしいまでの勝率。一見、「G1ならアンカツ」となりそうだが、内容を見ていくと実はそうでもないことが分かる。
14勝の内訳は、1番人気6勝、2番人気2勝、3番人気2勝、4番人気1勝、6番人気以下3勝。
それも、キングカメハメハ2勝(両方1人)、ダイワメジャー4勝(1人2回、2人1回、4人1回)、ダイワスカーレット3勝(1人、2人、3人)と最強クラスの馬で固め打ちしているだけというのが事実。現に2006年以降、上記3頭以外ではサンライズバッカス(2007フェブラリーS)、キストゥヘヴン(2006桜花賞)のみである。
3番人気までの人気馬に騎乗していれば素直に買いだが、それ以外は無視していい。
14 上村洋行
0-1-1-9と騎乗機会の割には結果を出しているのは意外。
3番人気以内どころか1桁人気の馬に騎乗したことが4回しかない(そのほとんどは「騎手上村」で人気を落としてると思われるが)。案外、信用してもいいのかもしれない。
ちなみに1番人気でG1に出場するのは初めての経験。2番人気ですらナムラコクオー(1994ダービー)しかない。そこがどうでるか?