コースの漸近線の話

ちょっと前に書いた「各コースにはペースや上がりの限界点がある」ということについて。
まさにそれが立証されたジャパンC
上がり最速はディープスカイの33.8秒。
上がりが最もかかったコスモバルク(最下位、36.2秒)を除くと、上がり34.9秒という馬が3頭。
コスモバルクを除いた16頭中で、たった1.1秒しか差がないわけで、もうこれは完全に「脚を余した」という馬が続出の展開。つまり、この日の東京芝2400mの限界点=漸近線は、34.0秒弱だったということなんやろう。
ジャパンCで同じような年がある。
重馬場の2003年。タップダンスシチーが勝ったレースで、ネオユニヴァースとタイガーテイルが37.0秒で最速。後ろ3頭はどうしようもなく上がりがかかったので除いて、スルーヴァレイというアメリカ馬が38.8秒、イズリントン(イギリスオークス馬)が38.4秒。およそ1秒半ぐらいの間に集中していた。この時も同じように道中の位置取りで着順が決まったようなもので、明らかに格下のアクティブバイオが3番手から5着に残った。ちなみにアクティブバイオアルゼンチン共和国杯を勝っての挑戦だった。
馬場が悪くなればなったで、使える脚はどんどん遅くなっていく。限界点を超えて走ることは難しく、そこまでギリギリの展開になれば前残りで後続は脚を余すだけと。


これはもう、ここから攻めて行くしかないわな。これと4角フォーメーション。多分、この組み合わせはまだ誰も雑誌とかに載せてないよな。うまくいけば、ワシだけの穴馬券が。グフフフ…