ただでは転ばん

さて、去年の暮れからぼちぼち使ってきたRPSによる予想だが、何となく形は見えてきた。
東京大賞典の大井でぼんやりとしたものを想起して、実質この3日間開催で試行錯誤してみたが、それが一つの答えにつながってきたというわけ。
まず基本概念から。


・各馬には得意なRPSがある(どんなRPSでもこなしてしまう馬もいる)
・逃げ馬とか追込馬とか極端な脚質ほどRPSに注文のつく馬が多い
・RPSはその開催の競馬場、馬場状態によって決まるが、レースの展開によっては多少ブレることもある
・つまり、出走馬の顔ぶれよりも、まず走るコースありき
・その時のコースのRPSを得意とする馬が上位に来る


従来の「展開予想」というのは、出走メンバーの脚質構成によって優劣をつけていくものだったろうが、ワシのは「今度走るコースの適性」で優劣をつける。
とはいっても、ずっと凡走しているような馬では厳しいケースがほとんど。そこで過去5走の成績をみて、順位付けをしていく。過去5走なのは、単に新聞の都合上。本当は全成績をみてもいいが、10歳馬の全成績とかみるんか?


★「○」と「△」を成績欄につけていく作業
ワシの無料出馬表には便利な機能がついている。各成績の右上にある入線順位につけてある色は全体での割合を表し、1着は赤、前2割が黄、前4割が緑という具合である。成績を判断するのにこれを使わない手はない。
赤とか黄の馬は着差がどうであろうと無条件で「○」。これはいいだろう。
次に、着差をみる。1秒ぐらいなら展開次第で順序は変わる。一応、基準を「0.2秒以内」「1秒以内」とする。0.2秒というのは、1馬身差。
さて、ここで1馬身差ぐらいなら2着だろうが15着だろうが、能力に差はないと考えていい。だから着に関係なく「○」。
着順が緑で、かつ逆転可能な「1秒以内」なら「△」。


これが基本形。
未勝利戦の場合、どうしても「○」の数が少なくなってしまうので、甘めに設定。
緑の着順なら○。
青の着順(前の6割)かつ1秒以内なら△。


ただし、この基準で行くと設定が甘いので、ちょっと手を加える。
黄の着順でも1秒以上負けていれば「△」。
緑の場合、0.5秒以内までを「△」。
未勝利の場合は、緑の着順で1秒以上を「△」にする。
これを全出走馬つけていく。


★出走馬の順位付け
そして、今回の想定RPSと合致するエリアで、「○」のある馬を軸にする。その条件。
・ずばり当該エリアに「○」がある。
・上下のエリアともに「○」がある。(つまり間も走れるということ)


RPSのエリアは、色々試してみたけど、5刻みぐらいがちょうどいい。10では大きすぎて、買い目が多すぎる。
1つ隣のエリアには「○」がある場合は、次点。
当該エリアに「△」だけある場合は、そのさらに次点。
ここで3段階に分類することで、3連単のフォーメーションに対応している。つまり、バッチリ好走可能なRPSなら勝てるが、やや外れている場合は力があっても2着までと。能力は見劣るがペースは合う場合は3着(これが穴になる)。


さらに。それぞれの印を適用してきたレースにはクラスがあるが、当然、上のクラスでマークしてきた方が強いと考えられる。だから、今回のクラスより上、もしくは下の場合には、それに応じて順位付けも上下させてやる。
ここら辺のイジリー方は目下研究中。
500万あたりのレースで、未勝利を勝ちあがってきた馬と1000万からの降級馬と現級の堅実馬との比較で悩むことももうなくなる。


点数が多くなる場合は、3連単から馬連馬単)、単勝へと狙いを下げていって、それでも買えないなら、そのレースはケンということ。半分ぐらいのレースはケンになるかもしれない。買うなら無理やり上位の馬だけで少ない点数で少ない金額で遊ぶ。
もちろん、3頭とか4頭ぐらいしかいない場合は勝負。
そうやってレースの取捨もしていく。
この3日間の中山開催を全部見直してみたら、「買える」という点数のレースはほとんど獲れてるな。1日に3つか4つぐらいで、ほとんど未勝利戦やったりするけど。それで結構配当もいい。ただし、結果を知ってるから出せる買い目なんやというのも忘れたらアカンと思うが。


また明日以降、実例とか出してみよう。