ご報告

あらためまして。
実は馬券で大儲けしました。
ではなく、
えー、この度、○○さんと結婚することに
でもなく、
事業を起こして独立することに
でもなく。
いや、単に、この間、間違って2冊買ってしまった本の上巻を読んだというだけのことです。
いろんな意味でアスペクトな感動しました。書いてあることをまあことごとく競馬に置き換えてみたり(笑い)。そうすることで理解度が高まったりすることもあります。
しかしね、文庫版のあとがきで野矢センセはこう書かれている。
「実は、文庫という持ち運びしやすい形になったことで、ちょっと夢想していることがある。もしかしたら、読者のカバンの中、あるいはポケットに入れられて、私の哲学がいろいろな場所に連れ出してもらえるかもしれない。街の雑踏を避けてコーヒーを飲みながら本書が開かれるかもしれない。公園のベンチで、遊んでいる人や犬たちを横目で見ながら、本書が開かれるかもしれない。」
まさかセンセも、この本が「中山場外のベンチで、博打している人を横目にして、コーヒーを飲みながら」開かれるとは思ってなかっただろう。
先にあとがきを読んでそう思ったわけですよ。しかし、この季節の天気のよい日、中山場外は読書が進みます。風も心地よいし。芝生に寝転がるもよし、スタンドのベンチに横になるもよし(誰も文句は言わない)。だいたい、入場料がタダやからね(笑い)。
全体的な感想は、また後半を読んだ後にでも。

哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)

哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)