自分の思いついたことは大抵誰かが既に思いついているものである

ワシが中山競馬を観ていて「おおこれや!」と思って始めたのがペース優先、位置取り優先の馬券術。今もレースペースとして取り入れているが、似たようなことは誰かが考えているもの。今発売されている最強の法則に面白いものがあったので紹介してみる。


考え方は、
・最重要なことは先行力。多頭数で先行した馬ほど高評価
・最後の着順も大事
ということで、
(頭数−3角通過順)+(頭数−着順)
を「機動力」として表すというもの。
ワシのやっているのは、(通過順/頭数)という割合。どっちでもいいと思う。細かいことをみたって馬はその通りに走ってくれないわけで。大雑把な力を把握できたら十分。


何が面白いかというと、「3角通過順」を使っていること。これは目の覚める思いで、函館の競馬を観ながら何かしっくりこなかったものがピンと来た。つまり、先行力をみるのに、4角通過順では適当でないケースがあるということ。
東京や新潟外回り、阪神外回りなら3角だろうが4角だろうが一緒。隊列はほとんど変わらない。しかし、函館の場合、3角から動き始めて4角ではもう勝負あったの状態。ここで前につけていないと勝負にならないが、果たして、この残り300m以下の時点での位置取りを「ペース」とか「先行力」と考えてしまっていいのかという疑問だったわけである。


何のことはない。3角で見ればいいだけのこと。これは中山でも同じ。3角を過ぎてから隊列が動き始めるまでの時点での位置取りがどうか。これで計れない競馬場は園田とか浦和といった、向正からマクリ合戦になるところしかないし、それでも3角の位置取りをもって先行力と考えてよかろうと思う。細かいことは気にしない。
なので、9月以降のRPSは突然3角の位置取りを使ったものに変わります。