CSなぞ

前回のヤクルト戦がイマイチやった能見君。相手が讀賣でもアカンかったね。
選手の調子をピークに持ってくるという調整方法がヘタクソ、というかそういう発想がそもそも存在しない阪神に短期決戦を勝ち切ることはできんよ。だからCSは廃止せえと(笑い)。
予想ではここで辛勝して久保で落として、背水の陣で臨む秋山が見事なまでに蹴落とされて「また来年」やったけど、もう連敗さよなら確定でええやろ。そしてその後は中日が連勝と。できればロッテが勝ち上がってきてくれたら、せめてモナ岡さんの最後の雄姿を拝みにいくことができるんやけどなあ。
さて、所用で水道橋神保町辺りを徘徊していて本屋を覘いてきた。(というよりこれも主たる目的の一つ。)目当ての本を探していたところ、小出監督のトレーニングに関する新書が目についたので立ち読みしてみた。初心者に向けて書かれた非常に分かりやすい本。しかし、「何となく」走っている多数の人たちに疑問を投げかける監督。つまり「君らはなぜ走っているのか」と。大会に出るのならそこへ向けたトレーニングと調整をせにゃならんし、ダイエットが目的とかふざけたことをぬかすのなら、まず走れる身体を作ってこいと。キロではなくトンで数えた方がいいような人は先に自重に耐えられる脚元を作ってきなさいということ。いや、感動した。フォームとかはどうでもいいから、まず脚を固めなさいっていうのが、ワシのやってきたことに間違いなかったと確信させてくれた。
要約すると、
・1キロ10分でも走り続けられない人はウォーキングなどより軽度な運動から始めて最低限の筋肉をつけ体重を落としてきなさい。(ダイエット目的ならそこで終わったらええやんってツッコミながら読んだ。)
・ある程度走れる脚ができたら、ジョギングとウォーキングを交互に(インターバル)
・とにかく脚のついてこないことには話にならないので、脚に負荷をかけないとトレーニングの意味がない。(多数のジョガーはほとんど負荷をかけていないのでどんだけ走っても脚力もつかなければ速く走れるようにもならない。極論すれば時間のムダ。)
・そこでスタートしてから徐々にペースを上げてラストは全力(息が上がり脚の筋肉が痛くなる程度)で走る。(ビルドアップ。別名・G前一杯。)
・負荷をかけるなら坂道が有効。数百mの坂を全力で登ってジョギングで降ってくる繰り返しでも十分。(だから坂路調教の効果が高いわけか。)
・2日続けて大きな負荷をかけないが、完全休日よりも軽くジョギングをした方が疲労回復は早い。また、走り終わった後のクールダウンも重要。
自然と坂の登りを意識して走っていたので、うまく負荷もかけられて、また、ラストスパートを重視した作戦を立てていた都合上、勝手にビルドアップになっていたというわけ。経験則、恐るべし。
そんなわけで、今日は軽く流すだけ。明日また坂路調教やるぜよ。