ふと思ったこと

本日仕事始めで、しかし実はあまりやることがなくて同僚と雑談していた。事務所からスカイツリーが見えるようになってきたのだが、「あれ、どれぐらいの高さになったのかな?」という話になり、ホームページに出てるんじゃないのと調べてみた。
ホンマに書いてるかよ。
これが少し昔(といってもそんなに昔ではない)なら、「うーん400mぐらいかな」「いや、もう600mぐらいいっている」「いやいや1000m」という話になって正確なところは結局分からず仕舞だったろう。便利なんだが、そこに出ているのが正しいと思い込んでしまうあたり、人間の情報判断能力は確実に落ちたんじゃなかろうか。さらに多くの情報が氾濫するような社会になれば最も必要とされる能力はそこであるはずだが、悲しいかな、めんどくさがり屋の人間たちは「鵜呑み」「盲信」で都合の悪いことは見なかったふりをする傾向にあるように思える。ワシ一人が嘆いたところで何も変わらんわけだが、個人で痛い目に遭うならまだしも、社会全体を巻き込んで痛い目に遭うということだけは勘弁してほしい。
いっそ、15年以上前に遡ってインターネットも携帯電話もなくしてしまえばいいのにと最近思う。実際、携帯電話を忘れると、最初は不安だが、しばらくすると何かから解放されたような自由を感じることができる。とはいえ、一方的に連絡してくる人もいるので完全になくしてしまうわけにもいかないという事情。