Beady Eye≠oasis

もうすぐアルバムが発売されるはずのBeady Eye。世界大戦並みの兄弟喧嘩をやってしまったoasisから兄貴だけ抜きで作ってしまったリアムのバンド。某誌に語っているリアムのインタビュどおり、コンセプトはめちゃくちゃ簡単。「ライブでヤって気持ちいい曲ばかり並べた。俺たちはコンセプトアルバムを作りたいのではない。」云々。
ほう、そうか。買う手間が省けたというもんだ。
oasisのライブはもちろん大合唱に象徴される一体感。これが異様な盛り上がりを作る根本であるのは間違いない。だが、oasisのアルバムで世間的に最も評価されているのはどれか。おそらく「Morning Glory」でしょ。1stとどっちかとは思うが、少なくとも後期のアルバムではないと思う。皮肉なことに、2ndがoasis中で最もコンセプトに富んだアルバムなのだ。
何で兄弟喧嘩をしたのかはよく分からんが、原因の一つに「音楽性の違い」というありがちな話でもあったと推測できる。つまり、もっと納得のいくコンセプトアルバムを作りたかった兄者と、そんな堅苦しいことはやめて単純にバーッと盛り上げられる曲を作ろうぜという弟と。
個人的にはコンセプトアルバムの方が好きやし、いい曲だけ並べたシングル大全みたいなアルバムってベスト盤か、さもなくば粗製濫造しては二束三文で叩き売りしてるJ-POPの薄っぺらい方々と変わらんのではないか?
とりあえず試聴してからと思ってるが、9割方、買わないやろうね。もちろんライブのチケットなんぞ怖くて申し込めない。15曲ぐらいやって10曲oasisで最後がドンルクなら6500円+500円1ドリンクは安いと思うけどね。