ワシから競馬を取り上げるとこうなる休日

競馬のない週末3週目。そろそろ慣れてきたか。
所用もあったついでに神保町からノガミまでぷらぷら散歩してきた。
アキバでスピーカーを試聴。ウィーンアコースティックのバッハグランド。これはない。オーケストラは納得できるが小編成のジャズやロックになると野暮ったい。この上のモーツァルトグランドはそもそも部品が違うので何とも言えないが、同じ価格帯であれば、QUADの方が好みではある。
さらにぶらついてノガミで鈴本の夜席。何も考えずに聴いていたので気が楽、というメンバー構成なんだが、それにしても客が少ないなあ。これで「今日は大入りで」と言っているぐらいなので平日はものすごいことになってるんやろう。
帰りにノガミ公園へ寄ってみたら真っ暗。いつもこの時期なら花見の酔客だらけで賑やかなのに。寒さのせいもあるけど、自粛しすぎだろ、世間は。喪に服して日本中沈んでどうする。このまま大恐慌に突入するつもりでもおるんか。花見ぐらいやって、せめて気持ちだけでも明るくなろうとかそういう前向きな気持ちはないのか。
出てくる芸人もやりづらそうで、地震津波はもちろんNG。しゃべりづらそうな雰囲気ではある。が、こういう時こそ笑いに変えられるのが真の芸人というものではなかろうか。さすがにたくさんの犠牲者が出た地震津波を笑いにするのは良くないが、原発放射能は笑いにすべきじゃないか。というのも、この手の笑い芸というのは庶民のためのもので、その時々の為政者を風刺したり馬鹿げた世間を嘲笑う性質を持っていて、例えば政治ネタのポンチ画なんかにも見られる。どうみたって天災ではなく人災である原発事故、あるいはそこから派生しているお馬鹿な風説や無計画停電に関しては、これはもう笑いのネタにして「あいつらバカでやんの」と鼻で笑ってやるべきなのだ。そりゃ批判されることもあろう。けど、為政者や自称エリート企業さんたちが立て続けにやらかす失敗をこそ笑いにしていくのが庶民の笑いなのだ。プロの噺家あるいは芸人を自認するのならば、それぐらいの気概をもって励んでほしい。変に小さくまとまりすぎてるんよね。長屋の花見なんかよりも今の夜のノガミ公園の花見の方がよっぽど笑える状況と思うよ。いろんな意味で。