月のもの

人間ドックを受けに池袋まで出かけてきた。ちょうど半日で終わって時間もいいのでそのまま池袋演芸場へ。10年ぶりぐらいかね、ここに来るのは。以前に来ていた頃は改装して数年しかたっていなくて、本当に客が少なかった。一番少ない時で3人。噺家のネタみたいだが本当の話。こういう時に困るのがマジックの人だろうね。なんせお客に手伝ってもらおうにもいないんだから。
さて、今日はそれに比べたら10倍近い入り(笑い)。やっぱり鈴本あたりと比べると人口密度が低くて居心地はいい。が、肝心の噺家も、まあ(以下省略)。
池袋のいいところは、一人当たりの持ち時間が長いので普段聴けないような話を聴けること。歌武蔵(本名・松井秀喜)の落語は初めて聴いた。が、相撲漫談の方が面白い気がする。という具合に新しい発見をできるのだ。安いし、たまには来てみてもいいかな。どうせ上野から30分はかからんわけだし。というより、最短で来たら実は上野へ京成で出るのとそんなに所要時間に差はない。
それにしても、狙ったわけではないのに、最近寄席に出かけると歌武蔵遭遇率の高いこと。