コツ会得

遅まきながらようやく馬券を当てるコツを分かってきた気がする。
と言って、今日、馬券で大儲けというわけではないことを最初に断っておく。というより、今日も5,600円ぐらい負けたなあ(笑い)。
まず、やっぱり競馬は脚質だ。間違いない。
例えば、今の府中の芝で逃げ馬を買うのは金をドブに捨てるのと同意義である。来ないもん。単騎でも。
じゃあ何を買えばいいかというと、ご存知の通り、東京芝は差し馬。毎週提供している無料出馬表には脚質で色づけしてあるが、その青色の馬から狙えばよろしい。勝つのは別の馬、例えば、緑だとか紫になることもあるが、連対はする。
そういう観点で今日のアルゼンチン共和国杯を見直すと、軸馬候補は3頭しかいない。すなわちキングトップガンオウケンブルースリビートブラックだ。単純に3角青色というのがこの3頭を含めて5頭しかいないのだ。その中で青色の時に好走(馬券になっているか格上で掲示板クラスかぐらい)なら上記3頭しかいない。
さらにオッズを見れば大体絞れてくる。最近の馬券師はみんな巧いので、変な人気の馬が突っ込んでくることも少なくなった。素直に人気上位を狙う方が的中率も高いし、オッズを見るだけで絞れるんなら効率もいい。
連対候補とすると、当然、人気上位。目安は単勝10倍以内か5番人気以内だ。この時点でキングトップガン脱落。
んなこたぁお前に言われんでもわかっとるわい? ここからが話の本題だ。
コース適性というのを考えていく。単純にコース実績を見てもいいが、前後半のペースの差(ペースバランス)を見ると結構分かる。これなら初コースにも対応できる。府中の芝2500mだと、大体、3秒ぐらい上がりが速い。そういうレースで好走している馬は今回も好走できる可能性が高いと考えていくのだ。
ただし、雨が降ったり、ペースが極端に速くなったり遅くなったりすることもある。その時は加減しなければならない。今日のアルゼンチン共和国杯だと、逃げ馬が5頭以上いてペースが速くなるだろうと予測される。なので上がりがもう少しかかって、全体としてはペースバランスは1秒から2秒ぐらい上がりが速いところ(+10〜+20のPB)と想定される。
オウケンブルースリは近5走では前走だけが好走したと言えそうだが、+40のPB。これは参考外だろう。だが、去年の成績を見ると、京都大賞典で追い込んで+21、さらにその前の一昨年のJCでは追い込んで+20。つまり、今回の展開はオレハマッテルゼと考えられる。ビートブラックも4走前が+18で好位から差しきり。ただし、オウケンブルースリはG2やG1での成績で、ビートブラックはOP特別なんだな。これを見逃していて今回は失敗。(ということはどっちを買ったか、お分かりですね)
後は、同様にPBが合う馬を好走エリアの隣近所、つまり今回は緑とか紫の馬で探してやればいい。もちろん、前提として人気上位優先だ。ここで気をつけなければならないことは、前へ行けば当然、上がりはかかるので、青色の好走しそうなPBと緑色の好走しそうなPBは若干ズレるということ。緑の方がやや低いPBになるのだ。逆に紫なら高い方。そうすると、ピエナファンタスト、カリバーン、カワキタコマンド、ポルカマズルカトレイルブレイザー辺りが浮上してくる。
追込一辺倒の馬が連対するにはよほど展開に恵まれなければならない。逆に言えばピエナファンタストは前走追い込んで勝っているが、これはよほど展開に恵まれたと言える。そんな2回も続けて展開に恵まれることもマレだし、クラスも上がるのでここは買わなくていい。
残ったところで馬連なり3連複を買えば・・・。当たっとるでしょうが。もっと点数を絞るんなら、アンカツ複勝率を考えて、トレイルブレイザーと青色の2頭を合わせて3頭を軸に3連複を買ったらよろしいやん。(というより、この3頭ボックスで馬連を獲れているわけだ)
だからカワキタコマンドが3着に残ったのを見てあんまりおかしいとは思わなかった。というより、3着なら買ってるなあって。あれで3連単4万円はおいしいやろと。実際には全く買ってない人間が言うのも何だけど。


次の例題として、みやこS。これは雨の影響を見る上で恰好のレースになった。正直いうと、読み違えて馬券を外してしまった。
通常なら京都ダート1800、重賞ならほぼイーブンのPB。ところが結構湿っていて昨日から速い時計が出ている。ただ極端に速いわけではなく、ペースが速くなれば上がりは水準、ペースが落ち着けば上がりが速いという予想。ペースも上がりもどっちも速いという馬場ではない。(ちなみにその馬場状態になったのが今年のアンタレスS東海S
出馬表を見ると真っ赤なのでペースが落ち着くとはとても思えない。となると、ペースが速くて上がりは水準、つまりややマイナス気味のPBが優勢だろう。
ところで、ダートのレースは基本的に前残り。もっとも有利なのはどこの競馬場でも赤色や黄色の馬だ。まれに府中のように緑色が有利なコースもあるが、京都は基本、黄色。(ここで読み違えて、ペースが速いので緑色優勢としてしまってはいけない。ということは何を買ったのかはご想像のとおり)
赤色や黄色でPBが-10程度で好走の馬を探せ、というのが今日のみやこSの課題だ。ニホンピロアワーズ、トウショウフリーク、エスポワールシチーワンダーアキュートダイシンオレンジダイシンオレンジは人気が低すぎるのと、好走してる時はぬるいペースなので疑問。ワンダーアキュートもPBが-8で2着した名古屋大賞典はぬるいペース。少し疑ってかかった方がいい。となると、3頭しかないわな。こんな簡単な3連複が2千円もつく。後出しなので何とでも言えるんだが(笑い)。


実はこの2週間ぐらい、これを点数化して客観的に検討できないかと考えてみたが、無理。馬は機械じゃないから。思った通りには走ってくれないし。適性PBだって厳密にどこからどこまでが好走エリアと断定はできない。アバウトに柔軟に考えた方がどうもいいらしい。
それでも自分の調子の良し悪しで買い目が左右されない客観的なやり方というのは、考え出せたらいいわな。それをどう使うかを柔軟に対応していってさ。今後の研究課題だろう。