千葉マリンマラソン走ってきたっぺ

この2ヶ月近くずっと晴天だったのに、なぜピンポイントで今週だけ雨よ??
それでもせっかくエントリーもしているのでマリンまで行ってきた。当初は45分くらいかけてチャリでゆっくりと足慣らしをして行こうと思っていたがそれは取りやめ。着いて手続きをして準備運動。
走る前の手続きはもっと並んでいるかと思ったが存外すんなりといった。というよりも待ち時間なしで手続きできたのにびっくりした。大体8時半。一通り最初の人たちが片付いた後だったのだろうか。
それよりも困ったのは荷物置き場だ。雨が降っているのでみんな球場内を取っている。そこはもう場所がない。内野スタンドの上の方は何とか屋根があって雨に濡れなさそう。そこをギリギリ確保できた。10分ほど遅いとそれすらなく、雨の当たるスタンドに放置ということになっていた。そういうところでも雨の日は困る。
ゼッケンをつけたりトイレ行ったりしてるともう発走20分前になってしまっていた。たぶんトイレで時間とったな、アレは。これもできる限り手前で済ませてくるべきなんだろう。かといって時間的にあまり早すぎても意味がない。逆にトイレへ行かないというのも途中で行きたくなって困る(実際、15キロ手前の稲毛公園のトイレに並んでる人、結構いたもんな)。こればかりは余裕をみて済ませておかなければならないことだろう。レース前の最重要項目か。
でまあ走り始めたわけだが、時間が経つにつれて雨がひどくなってきた。10キロ過ぎたあたりではもう本降り。これは着替えを持ってこなかったのは大失敗。走りながら最も悔やんだことだ。手袋も寒さ対策に着込んでいったジャージも水を含んで重く冷たくなってしまった。特に靴下は替えを用意しておかなかったので帰りに困ってしまった。結局新品を1足買うはめに…。それが最上の策だろうから。来る時に異様にでかいリュックを背負ってきていたオジサンがいたが、そういうことなんだろうな。
肝心のレースの方は、両膝に不安を抱えている以上、全力でというわけにはいかない。予定では年末には20キロを一度走っておいて、年明けにもう1回20キロをキロ5分のペースで走っておこうと考えていた。もちろん無理で、せいぜい15キロを走れたまで。この1ヶ月は10キロを超える距離は1回も走ってないし、10キロ自体、片手で数えるほどしか走れなかった。当初、目標タイムを1時間45分に据えて、あわよくば40分切りを目指していたが、それでは膝がもたない。2時間弱目標に切り替えて、テンは5分半から6分のペースで入る。というか混雑していてそれ以上のスピードでは走れない。むしろ同じくらいの目標タイム設定のはずの人たちが猛然とダッシュしていった。「ホンマにもつんかいな」と思ったら、案の定、5キロぐらいのところでヘバってる人がいた。早過ぎ!
2キロぐらいで美浜大橋に差しかかる。このコースで最大の高低差を誇るが、たかだか7mか8mでしかない。普段、20m級の昇り降りを取り入れているので周囲のスピードが落ちる中、同じペースを保ったまま走れた。後はほぼ平坦(たまにわずかな昇り降りがあったけど誤差の範囲内)。ペースは2キロ目からずっと5分15秒±5秒という精密機械のようなラップ。これはもう鞍上10年前の武豊レベルだ。かなり抑えて走っていたので給水も余裕があったが、今日みたいな天気の日、1回で十分。というより最初にきちんと水分を摂ってたら給水は必要ないわな。あそこでまとめて30人ぐらいテイクオーバー。さしずめタイヤを温存させてワンストップ作戦でアドバンテージを稼ぐ弱小チームの作戦か。かなり余裕があったのは間違いない。折り返し点が2回あるが、1回目は最内から進入して1マークを回ってこようとした。そこで前を行っていたのがとっちらかっていてロスしたので、2回目は反省。Vモンキーを決めて10人ぐらいまとめてテイクオーバーに成功。段々マラソンじゃない競技になっているな…。
できればコースは事前に脚なりチャリなりで走ってアップダウンや気をつけるべきところをチェックしておきたかったが仕方ない。それでも10キロまで完璧なラップで来て余力もあるのでカンで少しずつ仕掛けてみた。まず10キロを過ぎたところでキロ5分ちょいにペースアップ。するとみるみるうちに周りを置き去りにしていく。キロ10秒程度ペースをあげるだけでこんなにも違うもんだと実感した。
そこから13キロ地点でもう1つ上のギアに入れようとしたら武豊騎手曰く「上のギアに入らなかった。なぜだかよく分からない」という現象が起きた。やっぱり距離を走っていないので脚が限界に近づいてきてたんだろう。それでも脚を前に出すことでさらに10秒縮めることに成功。これが15キロ地点。そこからスパート。
と思ったら、これは早過ぎたらしい。中山でいえば向う正面で仕掛けてしまった感じ。3キロは4分半のラップを続けられたがそこでアウト。膝が痛い。根性を燃料にして美浜大橋を登って、そこからの下りの勢いと気合でラストの2キロを突っ切ってマリン入口へ。
実はここからが一番長かった。マリンに着いたら「さあ終わり」と気が抜けてしまったのか、延々と続くグランドまでの1キロ。「まだあるの?もうゴールじゃないの?」と半ば心が折れた状態で駐車場を横断していく。これは次回気をつけた方がいい。最終的には当初の目標に近い47分でゴールできた。膝が万全なら40分切れるんじゃないだろうか。が、それにしても右膝が痛くてたまらない。帰りに海浜幕張駅まで歩くのを断念して幕張本郷行きのバスに乗ってしまったぐらいだ。まあこれでも乗換なしで帰れるから問題ないんだけど。というより電車はこっちの方が圧倒的に空いていて行きもこっちにしとけばよかった。
さあ、2ヶ月ぐらい放牧に出そうか。ちょっとしばらく走れんわ、これは。