東京競馬場の枠順特性 芝2000

今週から東京開催。個人的には休眠期間なわけだが、馬券は買う。後半の一部のレースだけ。(中山だと朝から未勝利、新馬、障害まで買ってるからねぇ。実は毎年東京の方が回収率が高いのだが、その辺に理由がある気もする…)
一般的なイメージでは、東京は広くて大回りなので枠順による有利不利は少ないとされている。実際はどうか調べてみよう。
まず今日のメイン、白富士Sが行われる芝2000mから。このコースはスタート地点が異常なので一般的にも外枠が不利とされているが、どうだろう。

東京芝2000

出目の出現回数からみると、10番までは全て2桁で、11番から外は全て1桁と明確である。しかもキレイに外へ行くほど出現回数が減っている。
単に出走頭数の違いではないかというのもあるので、ゲートごとの出現率をみてみよう。
勝率ベースだと、12番まではほぼ7%以上マークしているのに対して、その外では5%台が精一杯。17番18番に至っては5年間で27戦0勝、18戦0勝だ。ちなみに16番も45戦1勝なので、フルゲートの重賞なんかでもここは自動消去だろう。
連対率ベースでは、9番が17.8%なのに対して10番は11.1%。この外では15番の14.3%を除いて軒並み12%未満だ。9番より内で12%未満のゲートはない。
複勝率でみるとやや緩和されて13番の23.6%ぐらいまではそれほど差があるわけではない。14番から外は16%以下と明らかに率が落ちる。
結論としては、絶対に外枠が不利だ。特に16番から外はビタ一文買ってはいけないレベルで不利だ。総体的に2桁ゲートが不利だと考えて差し支えなさそうである。まあ、単勝を買うか、3連単を買うかで考え方も変えなきゃならないだろうが。(3着だけは緩めに見た方がよさそうだもの)。