春天の枠傾向

オルフェーヴルが大外18番。これで分からなくなった。過去15年の傾向を調べてみよう。データは着度数、勝率、連対率の順。


内枠(1〜6) 10-3-4-73 .111 .144
中枠(7〜12) 4-6-8-71 .045 .112
外枠(13〜18) 1-6-3-43 .019 .132


勝率ベースでみると明らかに内枠が有利だ。特に外枠はほぼ勝ち馬なし。ゆえにオルフェーヴル絶対ではないのだ。
ところが連対率ベースでみるとあまり差はない。
ということはどういうことかというと、強い馬が外枠に入った場合、勝ちを取りこぼす場合はあるが、連対は確保できるということだ。
実際に外枠で連対した馬をみていくと、
2011 エイシンフラッシュ(2着)3人
2010 マイネルキッツ(2着)4人
2008 アドマイヤジュピタ(1着)3人
2007 エリモエクスパイア(2着)11人
2005 ビッグゴールド(2着)14人
2004 ゼンノロブロイ(2着)4人
2003 サンライズジェガー(2着)8人
とわりあい人気しているケースが多い。もちろん中には訳の分からない馬も混じっているが、アイポッパーが1番人気の2007年、G1馬が牝馬アドマイヤグルーヴや近走不振のザッツザプレンティヒシミラクルだけという2005年のようにメンバーが非常に弱い年だ。
今年はどうかというと、オルフェーヴルをはじめとして、トーセンジョーダンヒルノダムールのように1年以内にG1を勝っていたり連対している馬がいる。弱いメンバーではない。というより近年まれにみる好メンバーとすらいえる。
そう考えると、たとえ外枠とはいえ、この辺りは軽視できないのは事実。しかし、勝ち切るところまでは疑問視できる。つまり、穴は内枠にいるということだ。でも6番までの馬はさすがに勝てそうにないなあ…