今日の一鞍

中山4Rは障害未勝利戦。
いつも言っているように、障害の未勝利で重要なことは、

1 キャリア
2 上がりタイム

である。
キャリアについて、注目すべきは2点。

1−(1) 何戦も障害未勝利を走って勝ちあがれない馬は勝てない。
1−(2) 初障害の馬は勝てない。

1−(1)は、平地でもそうだが、勝てる馬というのはそれなりの能力があって、順番が回ってくればスッと勝ちあがる。大半が1勝もできない馬なのだから、それは頭で買ってはいけない
1−(2)は、たとえ平地でOPであろうと、障害戦では最後の脚だけでは勝てない。ロスのない飛越ができるかどうか。また、特殊なレースだけに慣れも必要だ。と、観念論を述べるより、初障害の馬がほぼ勝てていないという事実だけ知れば十分だろう。

上がりタイムは、ロスのない飛越の目安でもある。飛越で頑張りすぎると約3000m走ってきた後では大した上がりタイムをマークできない。何度も上がりタイムで好タイムをマークしているということは飛越が巧いという客観的な証拠でもあるのだ。


それらを踏まえて、今日のレース。
4番トーセンタイガーは、ここまで障害を7戦して連対は0。厳しいかもしれないが、先行した時はそこそこの着ではある。上がりタイムが毎回39.0秒を切っているので、今回のメンバーなら通用する。障害リーディング2位の五十嵐が3回目の騎乗になるというのも心強い。
が、本命は12番ヒカルアカツキ。前走が初障害で途中ポジションを下げて4角から再度盛り返してきての2着。上がりタイムも38.2秒と速い。
単勝は12番を重点的に、少しだけ4番を押さえたいところ。