ポスト戸崎

今週、浦和競馬を観察していて気づいたことがある。
そろそろ南関の各厩舎ともポスト戸崎時代を見据えて騎手起用しているんじゃなかろうかと。
浦和競馬は南関で最も簡単に馬券を当てられる競馬場でもある。南関の馬券を買う方は皆さんご存知の通り、浦和では小久保厩舎の馬を買っていれば当たるのだ。勝率22%、この1年間の勝ち鞍は80以上にのぼり、2位の野口厩舎の約4倍勝っているという仏恥義理ようである。
かといって、小久保厩舎でも10回走らせたら8回は負ける。勝つ時の勝負パターンをある程度見定めておかなければならない。そのパターンの一つが騎手の起用法だ。
浦和開催において小久保厩舎で起用されることの多い騎手を順に並べると、
坂井(17%)
戸崎(32%)
御神本(32%)
橋本(11%)
的場(12%)
張田(26%)
である。カッコ内は勝率だ。
坂井は勝ち鞍こそ多いものの、勝率は厩舎全体より低く、勝負騎手であるとは言い難い。もちろん、的場の勝率の低さも同様だ。はっきり言えば、橋本の方が騎手人気しない分、買い得感がある。
私の浦和競馬必勝法は、「小久保厩舎1頭出しで、騎手が戸崎、御神本、張田のいずれかである場合」に単勝を買うことだ。2頭以上出ていると、例えば、戸崎と張田が乗っていたらどっちが勝負か分かりづらいため、避けたいと思う。
ところが、今週、この枠組みに異変が起きた。
御神本が足のボルトを取り除くために休場している。その間は他の騎手に乗り代わらざるをえない。
その中で真島が6回起用されたのだ。そして半分にあたる3回勝った。
ここからは推測だが、戸崎にチェンジしても、3ヵ月後にはまた乗り代わらなければならない可能性がある。あるいは、今、戸崎が乗っている馬についても別の主戦を探さなければならないかもしれない。その選択肢の一つが真島ではないだろうか。
そういえば、最近は大井でも戸崎の勝ち鞍が減っているような気がする。来春以降を見据えての騎手起用が始まっているのかもしれない。