中京芝で逃げた馬は次走で狙い

今週で中京開催が終了した。
そこで来週以降、特に年明けの京都開催で非常に有効な馬券術を一つ。


中京芝コースで逃げた馬は次走で狙え!


中京で逃げた結果は全く問わない。
勝ってようが負けてようが。ブッチギリ最下位でも構わない。
とにかく中京芝コースは逃げが圧倒的に不利なのだ。
今開催の逃げ馬(4角で先頭の馬)の成績だが、
2-1-2-29 勝率5.9%、連対率8.9%と悲惨な状態だ。
人気順では、
1人気 0-0-0-1
2人気 0-0-0-2
3人気 0-0-0-1
4人気 1-0-0-1
5人気 0-0-0-1
6人気以下 1-1-2-23
人気のない馬ばかりだというのも事実だが、上位人気の馬でも1頭しか馬券になっていない。また、すでに中京芝では逃げは不利というのを多くの馬券ファンは気付いているので人気がないというのもある。
とりあえず、中京の馬券を買うなら「逃げは切り」で終わったらいいだろう。
問題はその先だ。


リニューアルオープンしてから前回の中京開催(夏開催)までに逃げた馬のその後の成績をみてみよう。全部で103頭いる。


まずオープンのレース。
中日新聞杯 エーシンジーライン 7人気で5着。その後、名古屋大賞典3着があるものの中央は3戦全て圏外。
ファルコンS エクセルシオール 10人気で17着。その後、長期休養を1回使ってアクアマリンS(中山1600万)勝ち。
高松宮記念 エーシンダックマン 8人気で17着。その後、アイビスSDで2着。
CBC賞 エーシンダックマン 5人気で7着。詳細は省略。
中京2歳S エーシントップ 1人気で1着。その後、京王杯2歳S勝ち。
中京記念 レッツゴーキリシマ 11人気で16着。関屋記念17着後に抹消。
さすがに、この辺のクラスだと元々の力がないとその後云々にはならない。


1600万。
名古屋城S ヴィクトリアローズ 9人気で11着。次走12着で抹消。
関ヶ原S マルカボルト 4人気で7着。次走レインボーS(中山)で勝ち。ディセンバーS(中山OP)で2着。
飛騨S リュンヌ 10人気で10着。その後、小倉を2回使って大敗。


ここまでで、次走以降に結果を出しているのは、
  中京芝コースで人気上位の逃げ馬
である。CBC賞のエーシンダックマン、中京2歳のエーシントップ関ヶ原Sのマルカボルト。いずれもすぐに結果を出している。(しかもそれらが先行有利なコースあるいはレースだということにも注目)


1000万のレースでは9頭中5頭が次走で馬券になっている。(勝った馬は昇級するのでつらいという面はあるが)
500万以下では結構馬券になっていない馬が多い。


そこでさらに詰めてみよう。
1.中京芝コースで逃げた
2.5番人気以内だった
3.負けた(つまり昇級しない)
馬の次走以降、3走以内ではどうか?
19頭中、次走以降3走以内に馬券にならなかった馬は7頭だ。
残りの12頭のうち、3走以内に勝った馬は8頭。というよりもほぼ次走コース代わりしたところで勝っている。
さらに、その勝ったコースというのが、
阪神ダ 2
福島芝 2
小倉芝 3
中山芝 1
である。夏までの開催なのでどうしても福島や小倉が多くなるが、いずれのコースも先行馬の有利なコースだ。


つまり、
1.中京芝コースで逃げた
2.5番人気以内で
3.負けた馬のうち
4.次にダートまたは芝でも先行有利なコース(東京、新潟、中京、あるいは阪神や京都の外回りなど以外)に出走してきた
馬は、全力で単勝勝負だろう。
そういうわけで、最初に書いたとおり、年明けの京都開催(平坦で芝状態もいいので前が残りやすい)で有効ではないかと思うのだ。