有馬記念

土曜日の中山芝コースはやや外目の中枠が優勢で、5レース中3頭が10号ゲートから勝った。たまたまかもしれないが、当然、他に人気していた馬もいたわけだがから軽視はできない。だからといって、即、明日も10番を買い続けたらいいというわけではない。あくまで、10番ぐらいがベストというだけのことだ。
ところが、2着3着となると全く話が別で、こっちは内枠が相当有利。特に10番が勝った3つのレースは全て1枠が2着に来ている。
想像するに、内側は荒れてきているので勝ち切るには厳しいが、大外を回すロスに比べればマシというところだろうか。
もっとも、外枠が不利だというのは、
1.そのまま走れば馬群の外をずっと回らされて距離ロスが発生するので不利だ。
2.距離ロスを回避するためにテンで気合をつけて前に取りつきに行った結果、終いの伸びを欠いてしまう。
というのが主な現象である。
道中は無理せず後方の内側に潜りこんで最後だけ馬場のいいところを回ってくるということができれば必ずしも不利ではない。だから外枠で勝てる馬も出てくるのだ。
ゴールドシップは驚異的なロングスパートが武器。2周目向正面までは後ろで脚をためて3コーナーから捲ってくることが予想される。16頭立てフルゲートの大外を回すのは不利だが、それでもその戦法で勝ってきたのだからある程度信用するしかない。もしかすると開いた内をすくってくる、という可能性もあるし、それをできる騎手でもある。
ヒモは絶対に荒れる。近年ではレベルの低いメンバーだからだ。G1馬はゴールドシップを含めて7頭出ているが、「いつ勝ちましたっけ?」という馬が多い。明らかに当時の力を発揮できていないのが3頭、フロックで勝ったのが1頭。海外でしか勝ってないのが1頭(まあ、これは大目にみるとしても)。かつ、G1を勝ってないどころか、重賞すら勝っていない馬も比較的上位人気している。
そんな中で狙うべき穴馬は、ズバリ、内枠の馬だ!
土曜日も1着こそ少ないものの、2着3着の大半は5番より内の馬。きっちり5番から内、とは言わないが、およそその辺りの馬が連勝式の狙い目と言える。
しかも、そこにはG1を勝てる騎手がいる。1番岩田、2番デムーロ、3番スミヨン、6番ルメール
これは狙わない手はない。


少々邪道にはなるが、こういう買い目はどうだろう?
馬連1.2.3.6=1.2.3.6.9.13(やはりルーラーシップゴールドシップには敬意を表さざるをえない)
エイシンフラッシュから人気2頭の目はトリガミになるが、人気が2頭ともすっ飛んだ時の破壊力は抜群だ。
まあ、冷静に考えたら1番ローズキングダムは切るべきだろうが…


あるいは、今日の傾向をそのまま利用して
馬単9.13→2.3.6
これなら点数も少ない。


と、いろいろ考えられる有馬記念ではあるが、結局買う馬券は普通にゴールドシップ単勝か。内田さんを手ぶらでは帰せない。おっと、これじゃ2着だ(笑い)。