一日千秋障害未勝利戦

いよいよ中山開幕。初日から障害未勝利戦が組まれているので見ていこう。
まず上がりの速い馬から。ファートゥム、アンブロークン、スズヨシーズン、フェバリットアワーが39秒を切る上がりをマークしている。
ただし、アンブロークンとスズヨシーズンは新潟でのもので、これは度外視していい。
ファートゥムは今回転厩初戦だ。矢野照正厩舎から大江原厩舎に移った。厩舎自体は問題ないのだが、セットでついてくるのが…
このレース、騎手を見て3頭消せるが、そのうちの1頭がファートゥムだ。
しかも、転厩に伴い、長期休養明け。これは買えない。
フェバリットアワーは前回も名前を挙げたが、ハイレベルのレースを戦ってきている。前走は休み明けで厳しかったが、追い切りの評価を見ると叩いて良化しているようだ。障害を8戦して未勝利。これをどう捉えるか?
人気しそうなオヤシオだが、これは危険だ。上がりが遅い。この手の馬は逃げて2着や3着に粘り込めても必ず最後に差される。先行できるので人気するが、これはハイリスクローリターンな馬の典型だ。
そんなわけで、全幅の信頼を寄せられる馬はいない。


京都でも障害未勝利戦がある。騎手も馬もこっちの方が揃った。
上がりの速い馬が、テイエムオウショウ、エーシンテュポーン、トーセンタイガー、ダイヤモンドハウス、アスターコリント、テイエムセイリュウ、リリーアタッカー。どれもそれなりに信頼できる。後はそれをどんな位置取りでマークしたかで差をつけるしかない。
テイエムオウショウは、ここまで騎手で失敗している感じがする。いずれも上がり38.5秒以内をマーク。唯一先行できた2走前が2着で、4着のメイショウヨウドウは先週楽勝している。
また3着のテイエムセイリュウとは5馬身あるが、このテイエムセイリュウがメイショウヨウドウやシゲルキョクチョウ相手に勝ったり負けたりのレベルだ。どっちも既に未勝利を勝ち上がってるので、テイエムセイリュウも十分未勝利勝ちレベルにあると思われるが、それより5馬身前にいるのがテイエムオウショウ。この一戦、似たような位置からスパートしての差なので、力関係では明らかにオウショウ>セイリュウだろう。
ここで騎手を乗り替えてきた。障害界底辺の騎手から限りなく頂上に近い騎手への乗り替わりだ。
エーシンテュポーン、ダイヤモンドハウス、アスターコリントは差しての速い上がりだけに軽視でいい。
トーセンタイガーも基本的には差し。1回だけ先行して速い上がりをマークしたことがあるが、このレースはスローでレベルが低い。まだ2着以下は1頭も勝っていない。
リリーアタッカーはとても上がりが速い。2走前は追い込んだとはいえ、37.8秒。前走は先行したにも関わらず、追い込んだ5着のアスターコリントよりも速い上がり。これも有力だろう。
サウンドアフリート? 騎手を見たら即消しだろ?
京都の方はテイエムオウショウかリリーアタッカーのどちらかが勝ちそうだ。