障害未勝利戦

明日は中山と阪神で障害未勝利戦がある。

中山4レース

最高指数50をマークしているのは、タニノハービービーとインフィニットエア。ただし、インフィニットエアは障害を11戦して勝ちあがれていません。この手の馬はあまり単勝で買うべきではありません。(と先週書いて見事にティンバーウルフに勝たれてしまいました。)
かと言ってタニノハービービー鉄板かというと、この馬は出遅れ癖があり、障害戦5走中3回が出遅れ。さらに1回着地に失敗して落馬という実績もあります。かなりリスクは高いと思います。というより、前走は全てがうまくいいすぎたとも見られます。
他はドングリの背比べで、もしかすると初障害の馬でも勝ててしまうかもしれませんので、大人しくケンでしょう。

阪神4レース

最高指数はクレバーウエスタンの51。50をマークしているのがクレバーウエスタンとオンワードアマンド。この2頭、実は2回対戦しています。オンワードアマンドの障害戦全3走中、前走と2走前。それぞれ2着と3着が1回ずつで互角の成績ですが、本質的にはオンワードアマンドの方が上位ではないかと見ています。
というのもオンワードアマンドは3走前の初障害時、全く見せ場なく一番後ろをついて回っただけ、25秒差(2.5秒差ではありません)のブービー。実質初障害みたいな2走前で差して3着。この時クレバーウエスタンは先行して2着です。その差1秒。
そして2回目の対戦ではほぼ同じ位置取りから先行してオンワードアマンド2着、クレバーウエスタンが0.1秒差の3着です。おそらく、障害慣れすればきっちり先行して終いも確かな脚で伸びてこられるでしょう。
ただし、今回はそれ以来半年以上ぶりの実戦で、調教も栗東DPコースでの調整。前2走では障害馬場での直前追い切りでしたから、叩き台の匂いがします。
クレバーウエスタンは不安を抱えています。前走も着地で体勢を崩しかけましたし、2走前も後半のコーナーリングでバランスを崩しています。スタミナが持たないのでしょう。その証拠に上がりはあまり速くありませんし、11戦未勝利です。
オンワードアマンドの仕上がり次第ですが、賭けるとしたら当然こちらでしょう。
ところで、クレバーウエスタンの元馬主の田邉正明氏はこのレースに出走しているクレバーベストも含めて全所有馬を処分したようですが、どうしたんでしょうか?(と思って調べてみたら巨額脱税で実刑を受けることになったんですね。)
もしクレバーウエスタンにプラス要素があるとすれば、馬主が変わったことでわざと負けて着賞金を拾わせていたのをきっちり勝ちにいかせるようにするかも?という点でしょうか。ただ、以前も先行しているので、ヤラズではなかったようにも思えますが。