函館記念と巴賞の関係

巷で言われているのが、「巴賞の勝ち馬は函館記念では不要」ということだ。
確かに巴賞の勝ち馬のその年での函館記念の着順はよくない。
同じ函館コース(あるいは札幌)なのに、なぜか?
ここ10年、ローテーションは不動で、中1週である。ので、大きく状態が変動するわけではないだろう。となると、やはり馬場適性か?
そこで近5年の函館記念と巴賞の勝ち馬の3角での通過順位をみてみよう。


左から、年、巴賞の勝ち馬の3角順位/頭数、函館記念の勝ち馬の3角順位/頭数
2012 4/12 7/16
2011 4/ 9 9/16
2010 4/16 4/16
2009 2/14 7/16
2008 3/14 9/14 ※巴賞は同着
   6/14


明らかに巴賞が前残りで、函館記念は中団からの差し有利だ。
つまり、求められる脚質が異なるということである。
2週違いとはいえ、2009年の札幌開催を除けば全て巴賞Aコース、函館記念Bコースだ。そこら辺が原因かもしれない。
ちなみに、枠順は函館で行われた函館記念は6番から内の馬しか勝っていない。
ということで、狙いは内枠の差し馬(できれば出馬表で緑か青ぐらい)だ。
今年の巴賞勝ち馬エアソミュールはというと、前走は4番手と好位からのレースだったが、差していることも多いので、不安要素は少ない。
注目はサトノギャラント。巴賞は1番人気ながら、中団8番手からのレースになってしまい差し届かなかった。同じ展開になればまさに近5年の結果どおり。同様にメイショウウズシオも要注意だ。
逆に人気しそうだがトウケイヘイローはまず勝てない。脚質が合っていないし、道悪の成績もよくない。武豊の手綱捌きだけが頼りだ。
実際に指数を出して、オッズを見てからになるが、買うとすればサトノギャラントを買いたい。