新潟記念、小倉2歳S

新潟記念は難しい。過去の成績をみても、3番人気までがあまり馬券に絡んでいない。とはいえ、過去10年で単勝が1000円以上だったのは3回。基本的には10倍以内を狙うべきだ。
また、騎手に傾向があり、連覇したナリタクリスタル以外は全て関東の騎手。やはり関東主場の重賞なので、関西や外人の騎手はお客さん扱いでいい。厩舎は東西互角。
今年はオッズも割れていて、6番人気までが10倍以内。ただ、脚質や騎手の起用である程度、絞り込みはできる。人気馬をみていこう。


メイショウナルト。今の新潟外回りだと逃げ、番手は苦戦。コース適性に疑問。


ステラウインド。5勝中3勝が東京コースで、上がりの速い競馬にも対応できるし、前走は函館記念3着でパワータイプへの対応もあり、ズブズブの展開になっても大丈夫。そして、5勝中4勝の蛯名騎手起用。これは勝負に来ている。


ユールシンギング。新潟外回りは得意。かなり有力。北村騎手は昨日さっぱりだった分を日曜に挽回か。


マーティンボロ。ローウィラー騎手なので不要。

ラストインパクト。川田騎手がわざわざ乗りにきたのは評価できるが、脚質もあってないし、川田騎手自身、新潟はお客さん。なので買わない。


クランモンタナ。脚質的には微妙だが、勝っているコースが京都外、阪神外、新潟外、中京と全て直線の長いコース。実はコース適性が高い。起用指数も高く、ハンデも手ごろで狙いどころ。


人気どころだけでも3頭買いたい馬がいるので、馬券はケンが適当かもしれない。枠が内、中、外と分かれているので、出目をみて決めてもいいし、どうせ人気馬の来ないレースなんであれば、人気のない方を狙うのも手。


小倉2歳S。こっちは輪をかけて分からん。騎手がいないから。こういう時は素直に上位騎手を買っておくのが無難。となると、外枠の3頭。武豊、浜中、小牧の各騎手。
実は3頭ともがそれぞれに対戦したことがある。
新馬 レオ(1)−(2)オメガ 0.0秒差
フェニックス レオ(1)−(2)クール 0.1秒差
対戦成績だけだとレオだが、着差がわずかなので展開一つで入れ替わってしまうぐらい互角だ(つまりどこからでも入れる)。
近年の傾向としては、圧倒的に前走小倉1200組が強い。このコースが特殊ということだろう。実際、古馬になっても小倉1200だけ激走する馬が結構存在する。掲示板に載っている馬のほとんどが該当し、中京組は去年3着のラブリープラネット1頭だけ。これも新馬勝ちなので、オメガは分が悪い。
フェニックス賞の着順は逆転することもあり、そのまま過信は禁物だ。オッズに差がありすぎるのでクールを狙う方が期待値的には高い。
そして、外枠は分が悪い(笑い)。ということは、訳の分からん荒れ方をする可能性もありそう…


では、過去10年勝ち馬のパターンをみると、
(1)キャリア2戦以内
新馬勝ち、新馬2着から未勝利勝ち、新馬特別連勝の3パターン
(2)前走は小倉1200
(3)小倉1200で勝ち鞍あり
これで片付く。ここに該当する馬は、
3 リッパーザウイン
6 ロットリー
7 タムロダイチ
8 オーミアリス
13 スノーエンジェル
14 デイドリーム
15 セカンドテーブル
16 レオパルディナ
外枠が来てないのであれば内の4頭から考えるのが妥当か。
騎手起用がいいのはタムロダイチ。西園厩舎の主戦騎手の1人でもあります。
未知の魅力ではペロヴィッチ騎手のリッパーザウイン。ただ騎手が日本での騎乗がなく、かなり冒険かもしれない。
安全策ではタムロダイチか。