わざわざ呼び寄せた

菊花賞。注目しているのは、サウンズオブアース
わざわざ蛯名騎手を呼び寄せたのである。
前走は藤岡のお兄ちゃんが惜しい競馬で2着。そのまま乗せてもいいところ。しかし、ここであえて乗り替わり。そりゃクラシックレースで藤岡のお兄ちゃんでは少し荷が重い。
そこで蛯名騎手。
京都でやるのに、わざわざ関東のトップジョッキーを持ってきた。
蛯名騎手といえば、2年連続で京都の長距離G1を勝っている。俗に「人7馬3」と言われる長距離戦。やはり騎手のウェイトは大きい。
そもそも、この3歳の牡馬クラシック路線を考えたら、蛯名騎手はイスラボニータ菊花賞に出ていたかもしれない。ところが、オーナーサイドの意向で秋天に変更した。オーナーは社台RH
で、このサウンズオブアースはオーナーが吉田照哉氏。社台RHの親分だ。だから、元々、この日は京都で乗ることにして騎乗予定を組んでいたから今さらキャンセルできない。ところへちょうど勝負になりそうな馬が出てきたからこっちに乗せてみよう、かもしれない。つまり、「とりあえず蛯名」。
あるいは、サウンズオブアースが出てこられるから菊花賞はこっちに任せてイスラボニータ秋天へ回ったとも考えられる。
CT型の判定が出ている以上、菊花賞が不利なのは分かりきったことだし、それこそイギリスのドーンアプローチ(これはCC型と出ていてあえて英ダービーに挑戦したら、そこまで無敗だったにもかかわらず惨敗した)の二の舞。まあ、ドーンアプローチは調教師自身がミオスタチンのテストをしてみたという感じでもありますが。
さあ、どっち??
ちなみに、起用指数は、対藤岡健厩舎が785(4回騎乗)で、吉田照哉氏が289(13回騎乗)。G1で馬券勝負するにはボーダーラインぐらい(ちょっと対オーナーが低い)。