マイルCSの予想

まず、土曜日に起用指数を使ってみての感想。
買うかどうか検討するラインは、平場でも特別戦でもあまり差はなく、250ぐらいがボーダーのようだ。200ないとちょっとダメというケースが多い。逆に重賞、特にG1の場合がどうなのかは明日以降で検証する。
また、起用回数は、1回や2回というのは玉石混淆で信頼度が落ちる。確実に当てにいくためには、最低ライン5回は必要だろう。逆に10回とかハードルを高くしてもあまり効果はなかった。
もちろん、起用指数だけでなく、枠順の有利不利、ローテーションも重要だから総合的にマイナスのない馬だけを買っていきたい。


さて、土曜日の結果をみての傾向だが、京都も東京も芝コースは内側が傷んできたのか、内枠があまり来ていない。実際、最内の好位から中団あたりで溜めて直線で全開という2週前くらいの勝ちパターンがことごとく伸びていない。
とはいえ、大外一気が決まるほど悪くはなく、端的に言えば、真ん中の枠だけ買ってりゃ単複は当たるという状況。もし、連勝式の馬券を買う場合も、軸は真ん中の枠、つまり5番あたりから12番までをオススメする。
ダートは、東京がフラット、京都は外が不利な感じ。


マイルCSはオッズをみても混戦だが、ポイントは枠順だと思う。
ミッキーアイルの単騎逃げが濃厚だが、この馬はスタートは良くないし、二の脚が速いわけでもない。いつも気づいたら先頭に立っているという不思議な馬だ。もし、内から番手狙いの馬が仕掛けてきたら分からない。これが枠順のマジックだ。
これまでのレースを見ていると必ずしも無理に逃げにいっているわけではないので、番手でのレースも可能だが、その場合、間違いなく距離ロスが発生する。その展開で押し切れるほどの力はまだないと思う。


狙いたい馬は、8番フィエロ(福永)。
重賞未勝利だから買うだけではない。そんなものはたまたまで、抜けた馬が万全の態勢で出走してきたレースがまだないからだと思う。
まず起用指数が高い。G1の場合、起用指数が300程度で足りるかどうか、まだ微妙(もっといるのではないかと思っている)だが、この馬は1000を超えている。これで足りなかったら買う馬がいなくなる。
スピード指数も十分ある。メンバーをみても59あれば十分勝ち負けできるし、実際、勝ち馬の指数は59か60になると思う(接戦なら58もありうる)。
もちろん、枠順は最高だ。今日の傾向からすると、この辺りがベスト。ワールドエースと並んで申し分ない。この2頭のどっちかが勝つんじゃないかと思っている。最終的には、1つでも内の馬ということでフィエロにしたが、吉と出るか凶と出るか…


穴馬で面白そうなのはダノンシャーク。起用指数は低いが、枠は悪くないし、馬自身、京都のマイルは得意だ。去年は枠順と展開の差で負けてしまったが、巻き返しは十分可能。安田記念も4着で力の衰えもないが、前走の着順が悪いせいで不当に人気を落としている。一発を期待してヒモで買うならまずこの馬だ。