有馬記念

今回はジャスタウェイを狙おうかと思っていたが、まさかの8枠。これは中山では買えない。
もちろん、隣の7枠の2頭も買わない。ゴールドシップはもしかしたら外枠の方がいいかもしれないし、実際、有馬記念宝塚記念も外枠で結果を出しているので、まあ買うならこれ。それにしても凱旋門賞以来のローテーションが気になる。


そもそも、有馬記念は勝ち馬に関しては格がものを言うレースで、G1未勝利馬はあまり勝ったことがない。
04 ゼンノロブロイ
05 ハーツクライ
06 ディープインパクト
07 マツリダゴッホ
08 ダイワスカーレット
09 ドリームジャーニー
10 ヴィクトワールピサ
11 オルフェーヴル
12 ゴールドシップ
13 オルフェーヴル


過去10年でハーツクライマツリダゴッホの2頭だけ。
秋の古馬王道3連勝のゼンノロブロイ三冠馬ディープインパクトオルフェーヴルは力の違いとしかいいようがないが、他の馬の共通点は、
・1年以内に中山・阪神のG1かG2を勝っている。(ディープインパクトマツリダゴッホダイワスカーレットドリームジャーニーヴィクトワールピサオルフェーヴルゴールドシップ


そういう意味で狙いたいのは、トゥザワールド
いきなり穴馬で来たなあと思われるだろうが、今年の弥生賞1着、皐月賞2着。ワンアンドオンリーに2回先着している。中山ならこっち。お母さん(トゥザヴィクトリー)もお兄さん(トゥザグローリー)も有馬記念での人気薄激走歴あり。ただし、前述のとおりG1未勝利なので勝つまでは厳しい。


穴人気しそうなフェノーメノは去年なら買っていたろうが、今年はなし。今年は中山でも阪神でも未勝利。
なら何を勝ち馬候補で狙うか?
ズバリ、ジェンティルドンナ
中山適性がないとか全盛期の力はないとか散々言われて人気を落としているが、不当な人気落ちだと思う。


中山適性。これは走ったことがない。一般的に時計の出る軽い馬場向きの馬はダメと言われるが、もしかすると中山の方がより適性があってめちゃくちゃ強い可能性もある。ちなみに今年のドバイの2410mの勝ち時計は2分27秒2。日本だと500万か未勝利戦みたいな時計だ。去年のジャパンCも2分26秒台。時計のかかるコースがダメと決めつけるのもいかがなものか。
また、先行もできるし、中団からのレースもできる。器用なので中山のような小回りコースはむしろ合う気もする。
よく右回りより左回りの方がいい馬だといわれるが、それはたまたま右回りが全て休み明けだっただけ。そこまで気にしなくてもいいと思う。
それよりはむしろ、この馬は典型的な叩き良化型の馬であることの方が重要だ。古馬になってからは2走までしか続けて走ったことがないが、3歳時の成績をみると、休み明けよりも2走目、2走目よりも3走目で強いレースをしている。馬券圏内を外した3回のうち2回が休み明けだった。
かつ、雨もダメな馬だということ。パワーよりも滑るのがダメなのだろう(と思う)。それは、ドバイや去年のジャパンCの勝ち時計が示すとおり、時計のかかる馬場は苦にはしない。前走のジャパンCの敗因は雨。大激走のエピファネイアはともかく、ジャスタウェイワンアンドオンリーフェノーメノあたりは全く差がない。こんなん枠順の差でコロッと変わるよ。決して能力が落ちているわけではない。
歴代の勝ち馬と比較しても実績では全く見劣らない。というより、内枠に入った馬の中で、成績だけみたらこの馬以外に買う馬はいない。


他の穴馬だとトーセンラーワンアンドオンリーの内枠G1牡馬が面白い。
トーセンラーは古い話ながらセントライト記念2着。決して中山は苦手ではない(ただし、負けた馬はフェイトフルウォーなので一気にトーンダウンする)。ジェンティルドンナと同じく中山を走ったことがあまりないために人気を落としている1頭。
ワンアンドオンリーも決して中山は苦手ではない。弥生賞2着、皐月賞4着。中山ではないが、阪神内回りのラジオニッケイは1着。小回りは意外と上手い。ただし、先にも書いたが、トゥザワールドに中山で2戦2敗。不当に人気を落としているが、さらに人気急落の馬の方が旨味がある。
あとは、外枠でローテーションのアレもあるけど、無難にゴールドシップ。これはまた3着ぐらいかもしれないが。