京王杯SCの予想

好走ステップから。
高松宮記念 3(1着、5着、17着)
マイラーズC 2(3着、7着)
阪神牝馬S 1(10着)
ダービー卿CT 1(2着)
東京新聞杯 1(13着)
1600万特別 2(ともに1着)


高松宮記念からの3頭のうち、2頭は旧コースでのものなので、今の中京コースの高松宮記念からはあまりよくないと考えてもいい。
目に付くのは、2頭も1600万特別を勝ち上がったばかりの馬が勝っているということ。これだけでもこの重賞のレベルの低さが分かる。本当にG2と言っていいのか?
重賞組では、もちろん着順のいい馬も来ているが、旧中京コースでの高松宮記念を含めても半分は着外からの巻き返し。旧中京コースの高松宮記念を除けば大半が着外からのステップということになる。
正直、こういうレースは不確実なので手を出さないのが無難だ。


そこをあえて、過去5年の3着までに手を広げて好走パターンを探ってみると、
高松宮記念 2(11着、17着)11着は阪神コース
マイラーズC 2(1着、11着)1着は阪神コース
阪神牝馬S 1(10着)
ダービー卿CT 2(2着、5着)
東京新聞杯 3(3着、3着、13着)
オーストラリアT 2(6着、8着)
1600万特別 3(全て1着)


余計に訳わからん(笑い)
まず、高松宮記念組は、1着や2着の馬も走っているのに馬券になっていないのに、17着でも馬券になる。ここの着順は度外視だ。ただし、出走間隔的には2頭来ているので悪くはない。
現行のコースだと、マイラーズCも阪神牝馬もよくない。もちろん、これらも好走馬がここへ向かっているにも関わらず、今一つ前走着順と今回の着順がリンクしない。
一方で、意外と好走馬を出しているパターンが、ダービー卿と東京新聞杯の2重賞。ここは着順のいい馬をとってもいい。
オーストラリアTは、2010年に2頭の3着内馬を出しただけで、たまたまその年のオーストラリアTのレベルが高かっただけかもしれない。まあ、ダービー卿も同じパターンなんで、同様に考えてもいいかもしれないが…
そして、1600万特別組。全て違うレースで、東京1400、阪神1400、阪神1800の勝ち馬。
総じて、前走が
1200 着順が悪い馬しか来ていない
1400 東京と阪神で好走例あり。阪神牝馬は着順関係なし
1600 比較的前走で好走している馬が今回も走る
1800 1頭しか馬券になっていないので何ともいえない
競馬場別では、
東京 4(1、3、3、13着)
中山 2(2、5着)
京都 3(6、8、11着)
阪神 5(1、1、1、10、11着)
中京 1(17着)
で、東京と阪神からのステップがいい。ここにヒントがあるように思える。
つまり、東京1400、東京1600、阪神1400、阪神1600あたりで好走していれば、前走の着順はあまり関係がないということだ。
また、東京新聞杯からでも馬券になっているように、少々レース間隔が開いたぐらいなら適性の差で跳ね返せる(能力の差ではないところに注意)。


今回の出走馬では、
ヴァンセンヌ。これは休み明け2着のあと、4連勝。前走は東京新聞杯1着。好走パターンに当てはまるが、枠が外過ぎる。
ダイワマッジョーレも去年の1着だからコース適性はあるが、枠が外。
それだったら内枠を引いた去年の3着馬エールブリーズの方がいい。ただし、なぜか騎手がルメールから乗り替わり。社台御用達騎手のルメールからの乗り替わりだけにナゾが残る。去年ほどの出来でないのかもしれない。
そのルメールが乗るサトノルパン。これはいい。1400のOPオーロC3着(例のJRAのCMですな)、NHKマイル0.4秒差、1400の500万平場勝ちなど東京実績もある。
が、さらにいいのが、隣のオメガヴェンデッタ。前走は新潟1600のOP特別谷川岳Sなので、これは好走例がないが、出走間隔的には問題ない。むしろ、少し間隔の開いたところを叩いて2走目の上積みに期待できる。強調点は、東京と阪神の実績で、東京は1400で1着が1回。阪神は1400を1着と3着。ご丁寧に着の悪いのが、このレースでは好走ステップから外れる京都と新潟。間違いなく適性は高い。