ヴィクトリアマイルの予想

好走ステップだが、今回が10回目のレースなので、9年分となる。
ドバイDF 1(7着)
ドバイSC 1(2着)
大阪杯 1(6着)
阪神牝馬S 2(1着、11着)
マイラーズC 2(2着、4着)
ダービー卿CT 1(2着)
中山牝馬S 1(5着)


まず、前走G1組が厳しい。ドバイは例外として、常識的な間隔での出走となると、高松宮記念ぐらいしか考えられないが、まずこのレースからはアウト。後は、実績上位といっても出走間隔が開きすぎるのもダメということだ。ドバイや中山牝馬の3月ぐらいがギリギリ許容範囲内というところか。
また、全馬、重賞からのステップで、連対馬に広げてもこれは同様。かつ、牝馬限定戦からよりも牡馬とやってきた方が好走しているが、その前走は必ずしも好走していなくてもいい。
そもそも、牝馬で牡馬との重賞に、それもG2などハイレベルな重賞に出走させている時点で能力が上位の馬だと考えられる。実際、よく見てみると、優勝馬だけでなく、連対馬には軒並みG1好走歴のある馬が並んでいる。
対馬まで対象を広げてみても、やはり同じようなレースのステップしかなく、特定のレースを経てきた実績上位馬を取り上げたらいいだろうと思われる。
しかも、リピーターの多いレースでもある。2回以上連対している馬が、ヴィルシーナホエールキャプチャブエナビスタウオッカと4頭いる。9年間で4頭もいるのでかなりハイアベレージだと思う。順番的には、今年はメイショウマンボか。
その他の馬でも、前走上記のレースで着が悪くても、かつて東京の重賞(オークスなど)で好走歴のある馬はよく来ている。逆に言うと、上記のレースで好走していても、東京の重賞で好走歴がなければ割引だと考えていい。だからこそステップの阪神牝馬Sの着順が関係ないという結果になっているのだろう。そこがカギではないかと思うのだ。


今年のメンバーだと、
3番スイートサルサは、福島牝馬Sはあまり来ていないが、連対ベースなら1頭だけ例がある。1600万のユートピアSを勝っていたり、府中牝馬Sで僅差の6着があったりと、東京適性自体は高いので、ヒモ穴に考えていい。ただし脚質的にはやや後ろよりなので5着ぐらいかなとも思う。
6番ディアデラマドレは、府中牝馬Sの勝ち馬。マイラーズCは、実は京都に変わってからは1頭も来ていないが、牡馬と好勝負だったことや自身の東京適性を考えたら合格。この馬も後ろからの馬なので、今の馬場を考えると勝つまでは辛いかもしれない。
8番バウンスシャッセは、オークスで僅差の3着。中山牝馬Sからのステップで有力。脚質も合格。
10番ハナズゴールは、実は2年前の府中牝馬Sが9着ながら0.3秒差。その年のヴィクトリアマイルも0.3秒差の6着で、実は東京適性は隠れて高い。ただし、直線一気のスタイルなんで、やっぱり僅差の6着とか9着とかになりそう。
11番スマートレイアーは、去年のこのレースを1番人気で8着だったこともあり、一般的に適性がないと思われているが、0.4秒差しかなく、敗因を東京適性だけに求めるのは早急。実際、500万では勝っていて、府中牝馬Sでは2着と東京適性は高いと見るべきだろう。この馬もネックは脚質。ディアデラマドレといい勝負か。
13番メイショウマンボは、前述したとおり去年の2着馬。ただし、息子に代替わりしてから成績が降下していて、好走したのはそのレースのみ。そこが気がかり。
15番ヌーヴォレコルトは、オークス馬でもあり、中山牝馬Sに類似した条件の中山記念を勝ってのステップでもあるのでいいと思うが、枠が外なのが気になる。勝つまではどうか。前に行く馬が少なく、最初のコーナーまでが長く、騎手もいいので、そこは克服してしまう可能性も高いが、人気もしているので。
17番ショウナンパンドラは、成績的にも穴は少ないが、東京の実績が足りない。しかし、東京であまり走っていないのも事実。脚質も一般に思われているよりはずっと前付けできるし、そういう作戦の得意な騎手でもあるから一発あるならこの馬。まあ、やっぱり枠が気になるとこだが。


総合的には枠順も脚質もいいということで、バウンスシャッセの単複で行きたい。データ的にも中山牝馬Sからの直行組は毎年馬券になっているし、何より、不当に人気がない。ヌーヴォレコルトとは、オークスで0.1秒差しかないんだけどねえ(笑い)。久々に藤沢=北村コンビで穴を出してもらおうか。