POG通信第2号

 本日の函館競馬第5レースでアドマイヤカリブ号(サネ指名)が圧倒的1番人気に応え2着に3馬身半の圧勝。勝ち時計は1:09:9。これは前日の古馬1000万特別で6着に相当するかなり優秀なタイムと言える。函館2歳Sの有力馬の1頭になりそうだ。
 サネさん、一番乗りオメ。

アドマイヤカリブ 牡2 小島太厩舎 馬主:近藤利一 生産:ノーザンファーム早来
父:サクラバクシンオー 母:ルビーマイディア 母父:Gone West

その他、今週の新馬戦の結果

  • 土曜
    • 函館

 チアズガディス(山内厩舎)が今年の一番馬になった。父はフレンチデピュティ母はチアズグレイス藤田伸二騎手騎乗。母のチアズグレイスも1999年の一番馬で、その後桜花賞を制し、続くオークスも2着。秋華賞4着を最後に引退。本馬が初仔である。父の日本競馬への適性は代表産駒クロフネなどを輩出し充分に示されている。成長力には疑問があるがクラシック戦線を賑わす1頭になりそうだ。

    • 福島

 メジロアニマート(奥平厩舎)が勝ち上がり。父はフレンチデピュティ母はコロンバイト。後藤浩輝騎手騎乗。2着には半馬身差でアグネスタキオン産駒のナムラバンダム(田村厩舎)。フレンチデピュティ産駒が連勝。

 シゲルフドウカブ(田中厩舎)がクビ、クビの接戦を制した。父は新種牡馬メイショウドトウ母はウッドフェアリー。2着にこれまた新種牡馬ステイゴールド産駒のコスモプラチナ(宮厩舎)、3着はフレンチデピュティ産駒のナイスヴァレー。初日から産駒が2着というところがステイゴールドらしいw またフレンチデピュティ産駒がここでも接戦の3着と好走。種牡馬としての能力の高さを見せ付けた。ただ、レース自体は時計も平凡。

  • 日曜
    • 函館

 前出の通りアドマイヤカリブが圧勝。ケント・デザーモ騎手騎乗。2着はアグネスタキオン産駒のタキオンバッハ。土曜の福島でも2着したようにアグネスタキオン産駒も前評判通り好調。勝ち馬が出るのも時間の問題だろう。

    • 福島

 6番人気のオリエンタルローズ(沢厩舎)が優勝。父はメジロライアン母はナイスグリンベル。大西直宏騎手騎乗。2着に8番人気のスピードワールド産駒スターライトダンス(和田厩舎)で波乱。時計は前日の古馬500万に遠く及ばずかなり低調と言えそうだ。

 プラチナローズ(浅見厩舎)。父は新種牡馬クロフネ母はスギノキューティー武豊騎手騎乗。母のスギノキューティーは1998年のフラワーC勝ち馬。NZT2着、NHKマイルC3着と早い時期に結果を残した。兄弟は結果を出せていないが父が変わってどう出るか?ただ、レースの時計は平凡で重賞クラスでは期待できないのではないだろうか。
 今年の新種牡馬は当たりが多く、ポストサンデーサイレンス争いは混沌としてきた。サンデー系のダンスインザダークスペシャルウィークアドマイヤベガアグネスタキオンなどに対して非サンデー系のタイキシャトルサクラバクシンオーフレンチデピュティクロフネなど。しばらくは予想もつかないが、サンデー牝馬の多い社台系の牧場では非サンデー系が、ノーザンダンサー系の多い日高や静内地区ではサンデー系がというように住み分けができるのではないだろうか。