【てきえろ】先生ご案内。

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10年来の友人である【てきえろ】君が大阪に来ているということで、あまり観光案内にはないミナミへ連れ回してきたよ。
スタート地点は四ツ橋。大坂を語る上で、その街の性質上、かつて堀で区画されていたことは重要やろ。ことに四ツ橋は長堀と西横堀の交差地点。ここを中心に島之内、船場、新町、堀江に分けられていたわけやし、起点とするにはちょうどええかなと。
現在の船場、新町、堀江は観光客が見ても面白いもんがあるわけでもなし、やっぱり島之内へということになるやろ。というわけでアメ村を通って道頓堀へ。まあこの辺はひぷほぷ連中やら大阪でも他とはちょっと違うところで、むしろどっちかというと東京寄りの色がするし徐々にディープオーサカへの導入部として。
法善寺の水かけ地蔵に水をぶちまいてNGK。この辺はベタコースやな。僕もNGKの地下は初めて行ってみた。そら地元の人間がああいうとこに普段から出入りはせんやろ。観光客向けのテーマパークみたいなもんやからな。金とるんか! さすがは吉本。ぬかりはないな。
ここから道具屋筋を抜けて。もうこの辺からコアなミナミよ。さすが大阪、たこ焼きの鉄板が多いなあと感心されながら日本橋へ。
【てきえろ】君はかつてハッキングの帝王とまで称されたようにPC関係が好物。またサブカルにも多大なる関心を寄せられており、まさに日本橋は案内するに適当である。実は、昨日、「日本橋の電気街」を探して地下鉄日本橋駅から歩いたらしいが見つからなかったとのこと。そらそうよ。日本橋言うても中央区浪速区では全然違うからな。異色やからな。いっぺん見てみないと。
萌えロードやマニアックな電器屋に異常な反応を示されていました。個人的にはこういう時にいっぺんメイドカフェというもんに入ってみてもいいかなとは思ったけど。まあイク必要もないしな。通りを見て、卸商でパーツ買わんでええの? と問いながら堺筋を再び北上して黒門市場へ。
年末の黒門市場はやっぱり活気があるなあ。いつもの5割増ぐらいの人出で魚屋やとか八百屋なんかは繁盛してたよ。ふぐも大量に置いてたし、特大のカニもいたし、ええんとちゃうか。ただこの賑わいを見るだけでは面白くないし、伊吹のコーヒーを飲んでもた。何週間かぶりに飲んだけどやっぱりここの味は独特よ。えもいわれぬコク。うまく言葉で説明できないのが自分の未熟さを感じるが、どんな言葉で説明するよりも実際に飲んでみたほうがよく分かる。百聞は一見にしかずというやつよ。
後は安井道頓の記念碑を見てからミナミの帝王へご案内。宗右衛門町のカラス連中ももうじき見られなくなると思うとちょっと心惜しい気もする。が、まあやっぱりいてない方が治安はよくなるし、それはそれでええやろ。
通ったコースの途中までは観光客もいたけど、後半は濃いものを見せられたと思ってるよ。