つづき

小澤征爾とツィマーマンのラフマニノフを聴いた、昨日の晩。
個人的には彼らには勝てなかったと思う。アメリカンな味がする。ボストン響やからというわけではなくて、英語でいえば「weak」。それもスペシャルウィーク。そしてマイルド。ミルクたっぷり。流れるようなオーケストラの演奏にこれもやはりなめらかなピアノ。よく言えば「華麗」であり、悪く言えば「薄っぺらい」。確かにきれいな演奏ではあるけれども、リヒテルのような魂の打鍵に比べればうわべだけのように聴こえなくもない。もっと聴きこんでみたら感じ方が変わってくるかもしれへんけど。

秘密の入口