河合隼雄・村上春樹「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

霊界へ行くんとちゃうで。
すっと読めたのは、今ちょうど僕が考えていたことをうまく言葉にしてくれていたから。どう表現したらいいかと思っていたんやけどね。
一つは「コミットメント」と「デタッチメント」の問題。幸か不幸か前世紀最後の学生運動を目の当たりにし、半分くらい関係者として立ち会った。そこでの体験が今でもモヤモヤしていて何かしたいとは思ってる。そこにヒントをもらったというか何というか。
もう一つは「死」について。これは生きている限り付きまとうことやからね。なんで死なへんのとか思ったこともある。


今回の帰省で一つ決めようとしていたことがあるけど、大体おちついたね、この一冊で。