対抗と圭作

フヂワライノオト」で中山芝2000mの分析をしていて発見した事実。
「中山芝2000の勝ちポジションは3コーナー通過が逃げ馬から0.5秒程度遅い馬で、4コーナーでは一桁ポジション、できれば5番手以内」
これは皐月賞の成績だけから引っ張ってきたわけやけど、実際に未勝利や条件戦で使えるのか。今年になってからの10日分を検証してみた。対象は11レース。新馬戦、未勝利戦、500万、1000万、京成杯中山金杯と結構幅広い条件。
この11鞍の勝ち馬の中で、
★逃げ切り勝ちを収めた馬 オリエンタルヨーク(未勝利戦)だけ
★4コーナーでも2桁ポジションだった馬 アイティトップ(寒竹賞)だけ
★3コーナー通過が逃げ馬より1秒以上遅かった馬 アイティトップ(寒竹賞)だけ
★3コーナー通過が逃げ馬から0.3秒以内だった馬 オリエンタルヨーク(未勝利・0.0秒)、ニシノブルームーン(500万・0.3秒)、アドマイヤフジ中山金杯・0.3秒)
最も多かったのは0.6〜0.7秒遅れで通過の馬で、過半数の6頭にものぼる。
おそらく間違いない傾向やね。


これからは中山芝2000で勝ち馬を探す時は、「逃げ馬から0.5秒ちょいぐらいのポジションで残り3ハロンを通過できる馬」を最大の条件にしたらええと思う。


さらに言えば、たまに逃げ切り勝ちする馬はみかける(特に秋開催は多いようだ)が、1秒以上遅れて3角を通過した馬で勝ったのはこの1年でも前出のアイティトップと1年前のブルーマーテル(未勝利・1.1秒)だけ。いかに後ろからがダメか分かると思う。


ちなみに、ブルーマーテルは今のところ中山芝2000mを5戦して3勝2着1回。しかも、3勝のうち1回は先の1秒以上遅れで、1回は逃げ切り。はっきり言って異色。このコース以外では馬券になっていない。早く調教師も気づけよって思う。
アイティトップもひょっとしたらものすごい大物かもしれないし、このコース以外はダメな馬かもしれない。少なくとも、皐月賞までは見限れないとは思う。