ペース指数の使い方

中山ダート1200mをサンプルに集計・分析してみた。
対象期間は2005年から2007年の3年間。馬場状態・クラス不問。
レース自体のペースとしては、クラス補正まで加味しても平均-2。実はちょっとぬるぽなペースになるコースなわけである。
そして、注目の1着から5着までの馬がレースの重心からどの辺を走っていたか。
順に、10、9、7、5、2。分かりやすいよなあ。前にいったもん勝ちという以前の分析が実証された形である。より具体的に表した形やね。
中山ダート1200mは、ペース指数10前後の馬を狙え!
もちろん例外はたくさんある。あくまで平均して「10」という数字になる。
ところが、この例外に新たな発見である。1日の流れというのがあるのだ。
勝ちポジションのペース指数が高めの日は極端なペースにならない限り、同じようなペース指数の馬が勝つ。
例えば、2007年の1月6日から8日までの3日間連続開催。この3日間は、初日、小雨の良馬場からスタートして雨がひどくなってきたので午後から稍重、重へ。2日目は晴れの不良からスタートしてそのまま。3日目は引き続き晴れで重からスタートして特別レースの頃には稍重
で、ダート1200のレースは初日は1、4、8レース。勝ち馬のペース指数は、9、14、7。まだ酷くない状態で、ちょっとスローになった4レースは全体的に高めのペース指数の馬で決着。
2日目は1、3、8、11レース。11レースはガーネットS。勝ち馬のペース指数は、-3、25、2、-9とかなり低い。3レースは勝ち馬こそ非常に高いペース指数であるが、3着からはマイナスで、勝ち馬が例外とみていい。また11レースはものすごく速いレースだった。
3日目は1、3、6、9レース。勝ち馬のペース指数は、-9、18、9、-4。3レースはペースがかなりぬるく、1レースと9レースは速かった。
何が言いたいかというと、よほど天候が急変したり、極端なペースにならなければ、その日の間は同じようなペース指数の馬が勝つ。だから午前中のレース結果からその日の傾向がつかめるということなんや。
もし、午前中にペース指数10ぐらいの馬が勝っていればフラットな状態。低い馬が勝っていれば午後からも差し馬が来る。高いときは逃げ馬天国。


この調子で、各コースの勝ちポジションをペース指数で探ってみようか。