一緒や! 乗っても!!

タクシー代、1割以下に=チケット停止1カ月−出先への拡大や期間延長も・国交省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000136-jij-pol
普通に考えたら、まあ、タクシー代が減った分、赤字が減るんやろうけど、そうはいかんのが国家予算。
タクシー代は何に化けるのかな?
そもそも、公務員は予算を取ってくることが手柄と言われている。
「前年度実績」という言葉で維持をし、いかに新規の予算を獲得してくるか。
逆に予算を減らされれば…。当然そうなるわな。
だから関係セクション、タクシー代の分を何かに転用することを必死で考えてくるやろ。いっぺん失った予算を再び取るのは難しいから。
まあ大概はロクなことには使われんのやけどね。
国交省としてみたら「どうせ全体の予算決算についてはほとんどの国民には分からんから目立ってる部分だけカットしたらええやろ」ということで、タクシー代カットというわけやね。
税金がどうのとか、無駄遣いがどうのとか、寝言を言うてる連中はまず税金の使われ方を調べてみろよってな。まあ巧妙にできとるよ。
つうことでキミらの税金には何も影響がないわけだが、何か?
ヒサンなのは本当に急ぎの用件(しかもそれが国会議員とかからの依頼であったりするわけで)を片付けるために自腹もしくは徹夜の仕事をしている下っ端官僚やろうね。必要なもの(その業務が必要かどうかはさておいて)もダメというのはなあ…。飲んで帰るのは論外にしても、国民のため(というか国会議員のため)に仕事をしてるんやから、それぐらい賄ってやれよというのは一国民としてええんちゃうかと思う。


それよりも深刻なのは、タクシー業界の雇用問題。
大口顧客が激減したわけで、当然、運転手も車もダブつく。そうなれば人員整理ということになる。タクシーの運転手なんかは結構高齢の人も多いから再就職もままならない。
結果、失業者増加につながる。
誰か雇ってやれよ。
オレはしない。しんどいもん。
そういう意味では国家予算全体が節約されるわけでもなく、失業者増加のおそれもあるしで、良策とは言いがたいと思うんやけどね。もちろん、タクシー代を他の支出に充てることを禁止するのならええけど、まあないでしょ。