○ヤクルト0−3阪神(神宮)

雨が降っとるのにホンマにやるんかいなと阪神半疑ででかけてみた(一応、終業時間には試合が始まっているのを確認)。
本降りにはならずに何とか持ちこたえたという感じ。
安藤も石川も滑るボールで制球に苦しみながらも0点に堪えていた。本当に踏ん張っていたというのが正しいところで、どっちも拙攻。得点圏まで進めながら点が取れない。残塁マニアにはたまらない展開である。
こういう時は思わぬことから試合が動くもので、阪神は一死2・3塁から安藤の代打で出てきた桜井がバットの根元で当てただけの詰まった打球。これが前進守備の内野を越える。定位置なら楽々アウト。巡り会わせというのか何と言うのか。これが決勝点になるわけやから。逆にどんだけいい当たりをしても野手の正面では何にもならない。
一方のヤクルトは、エラーから出したランナーでヒットエンドランをかけると打球がちょうど二塁ベースへ。打球を見ずにスライディングしたランナーに当たってアウト。久しぶりに打球が当たってアウトになったランナーを見たわ。
あれは打球を見ていないのが悪い。打球を見て、相手の守備位置を見て、スライディングか走り抜けるか考えないと。もし二遊間を抜けていたら、それこそ三塁を目指して回り込まないといけないわけで。そういう細かいプレーを怠った結果がアレである。打球を見ていればスライディングせずに待つなり、飛び越えたらいいわけやからね。
その後、何やかんやで一死満塁のピンチ。逆に言えば、もしあのランナーが生きていれば得点やったかもしれんというわけである。あの疑惑の併殺も全部もう流れやろ。
ミスで出たランナーを生かすどころか自滅してるわけやから。
鳥谷の一発はおまけやね。


で、久保田。中の人が代わったかな。今まで北京にでも行っとったんとちゃうか(笑い)。今日ヤクルト唯一の三者凡退。スライダーがよく決まっていた。アレがコースに決まるとストレートも生きてくる。


と、冷静に書いているけど、実は、3ヶ月ぶりに生観戦での勝利である。
1勝するのってこんなに難しいことやったんやな。10年前を思い出したわ。どんだけからくりドームや神宮に行っても勝てず、横浜遠征も実らず。
最近は強くなりすぎてファンの感覚もマヒしてるけど、試合に勝つのってこんなに嬉しいんやなって。
2勝8敗。勝率1割になるところを踏ん張った。