暇です。

先生はものすごく退屈しています。
テレビも観られないし、本も長時間読めない。
夜になったら音量を上げて音楽を聴くこともできないし、そもそも何時間も聴き続けていたらしんどい。
BGM代わりに軽い音楽なんかを音量を絞って聞きながら、あることを考えていた。
「展開を凌駕する能力」
昨日のオールカマー神戸新聞杯も、僕のPL指数からすれば「意外な勝利」なわけですよ。もっとも、どちらも能力は抜けていると思ったので総合的に考えれば「当然の勝利」なんですが。もちろん、馬券はマツリダゴッホからアタマで流してますし。
感覚的にはそれが分かるんやけど、もっと視覚的に分からないか。
手っ取り早いのは「能力指数」。もうこれしかないわけですね。特に未勝利やオープンでは。
作ってもた。
あくまで参考程度の指数なので、最も単純なスピード指数。展開はPL指数におまかせということで。
馬場差を出して、概算のクラス補正をして、基準速度と走破速度を比較するだけ。
1時間もかからん。こういうときのために、あえて「生データ」にこだわっておいて正解。レースの重心速度も、コースの基準速度も両方とも計算してある。使わないかもしれなかったけど、役に立った。
大雑把に日曜の馬データを見てみたら、なかなか使えるものになっている。

未勝利:0あれば勝ち負け。たいがいマイナス。
500万:5あれば勝ち負け。ちょいプラスというところが多い。
1000万:10あれば勝ち負け。5ちょいというところが多い。
1600万:15あれば勝ち負け。10ぐらいが多い。
オープン:
神戸新聞杯ディープスカイの18を筆頭にトップ3は16以上。どの馬も1600万ならいつでも勝てるということか。
オールカマーマツリダゴッホが22と抜けていてあとは20ぐらいが最高。さすがに15ぐらいでは全然勝負にならない。
(ちなみに指数1が時速0.1キロに相当する)

ほぼ5刻みでクラスが上がっていくのが分かる。おそらくオープン特別やG3なら20あれば勝てるし、G1を勝とうと思ったら20では無理。25あれば楽勝なんやろうね、多分。
気になるディープスカイ古馬と対戦したら…
54キロで走れば21。55キロで20。
ちょっと厳しいかなというのが実情。ただこれは神戸新聞杯はまだ計算外なのでそれ次第。


そして、能力と展開の関係はどうか。
結論からいけば、PL指数が0に近く、同時にスピード指数も上位なら間違いなく上位争いになる。
条件戦はほぼ上位拮抗の形になっているだけにPL指数だけでも何とでもなるけど、3歳が古馬と初対決する時などは使える。また降級馬も同様。
その簡便な計算方法は、「スピード指数−PL指数の絶対値」。
やってみれば分かるけど、PL指数はクラスに関係なく幅広く分布している。出走馬同士の相対的な指数だから。逆にスピード指数は現役馬全体の相対的な指数、いうなら限りなく絶対的な指数。種類が違う。
PL指数は0に近いところから100近いものまで。ところが、スピード指数はクラスに応じてさまざま。
クラスが下になるにつれてPL指数の影響が大きくなる。能力が0とか5ぐらいならもう展開(PL指数)のわずかな差だけで順位が入れ替わってしまうわけである。
これが重賞にもなると20ぐらいのところで競っていればPL指数が多少悪かろうと、能力の方でプラスになるのでカバーできる。
まあそういうことよ。
少なくとも、スピード指数が上位でも、PL指数がダメなら今回は見送り。逆にスピード指数が3,4足りなくてもPL指数がよければ買い。スピード指数上位とPL指数上位が重なれば単勝候補。
そんな感じでしばらく試してみたい。