○阪神6−0讀賣(甲子園)

今日のポイントは、5回表。もうこれが全て。
簡単に2アウトまでとった後に、連打と四球で満塁。バッターはラミレス。
まあないわな、こんなピンチ。
一緒にテレビ観とったウチの親父なんかは「もう代えろ代えろ」と言うとった。
ワシはここは勝負やろうと思ってみてたわけよ。ここでシモが勝つかラミが勝つか。それがこの試合の勝ち負けを決めるやろうと。
打たれるんやったら長打やろ。ここで1本ヒットを打っても後ろにはつながりにくいのが讀賣。しかも優に狙えるバッター・ラミレス。そら狙うやろ。打たれたらそこで試合終了ですよ。
逆にシモが抑えたら、讀賣のこれ以上のチャンスが来るかいうたら、ないわな。回も後半になるし。シモは抑えたらええ。ラミレスいうても10回に6回は失敗しよるんよ。
初球以外は長打警戒の低め低め。内角もアカン。うまく狩野がリードしたし、シモもよう投げた。結果は内野ゴロ。
その裏にビッグイニングやからね。案の定というか、ワシ、ラミレス打ちとったとこで「もうええやろ」と風呂いったわけよ。あがってきたら負けようのない点差になっとる。


しかし、今年の阪神の試合は「最後までみたい」と思わせるのが少ない。大味なんよ。
2点差以内で勝った試合、何試合ある?
11−10の広島戦(7日)
4−3の中日戦(16日)
3−2の横浜戦(30日)
これだけよ。
中日戦は2点差から9回に1点とられてるし、横浜戦は0−2から9回裏で一気の大逆転。広島戦なんか論外やろ。
逆に2点差以内で負けた試合は7試合もある。ちなみに去年の4月は11勝2敗。
どんだけ接戦に弱い野球をしとるんやと。
原因は、先発の引っ張りすぎ。スタミナをなくしたとこでポコポコ打たれる。
勝ち試合で点差があるから勝ちパターンのリリーフを使わない。たまに出てきては調整不足で打たれる。
今の継投の流れは、100球やろ。メジャーに限らず。
日本では中日が始めたんかな? それをどんでんが3人リレーという形でハッテンさせたわけよ。2年もしたら他の球団もみんなマネしとる。
ピッチャーの肩は消耗品やから、先発もリリーフもそんなに投げさせない方がかえって長持ちする。極端な話、球児や久保田が年間80や90も試合数をこなせるのは、1試合に20球(+ブルペン)しか投げてないからやなわ。昔みたいに2回も3回も出て50球投げるんやなくて。
しかもその方が調整はやりやすいわけやん。よっぽどの大型連休でもない限り出番はあるから試合勘が鈍るとかないし。
先発かって「6回まで抑えたらええ」と思うのと「9回まで投げなアカン」と思うのではプレッシャーが違うやろ。もちろん中には「ワシ、完投して一人で目立ちたい」いうやつもおるやろう。でも、そんなん1シーズン続けられるんは松坂クラスやないと無理。できるんやったらとっくにやっとるわな。
なんで、ここにきて昔に戻るんかね? 先発は9回まで投げなアカンとか。今日の讀賣なんかは内海を引っ張りすぎやろ。4回ぐらいで代えてもええぐらいよ。というより頭数あるんやし、いっぺん落とすいうのもあるわな。
それを目の前で見てる阪神ベンチも、今日はシモで100球超えたし、リリーフも投げてないからいうことで継投やけど、毎試合4人ぐらいなげさせてもええやろ。
と今日の試合で思うんやな。
真弓は自分のカラーを出す前に、1年はここまでの岡田野球を引き継いで、2年目に1年やって足りなかったとことか、変えた方がしっくりくるようなとこを修正したらええのにな。いきなり全面改革やなくて。
元が最下位のチームやったら「これはアカン」で最初から変えてもええやろうけど、10月まで首位におったチームを無理やり自分の好みにしたツケが早くもでてきたんちゃうんか。いっぺんボロボロにして一から組み立てなおしたら新しい丈夫なもんができるかもしれんけど、それまでそこ(監督)にはおれへんで(笑い)