津田沼「HANBRE」

MRIやら何やら検査するので、あんまり小さい病院ではアレしたことやから、脳ドックもやっているレベルの病院へ行ってみた。
チャリを出そうとしたら、パンクしとる。2週間ぐらい乗ってへんからねえ。タイヤも3年たつし、ぼちぼちかと思ってたところよ。
しゃあないので、徒歩。結構あるけど、電車を使うというほどでもないし。せっかくなので予備校の裏とか普段とおらんような道を通ってみたんよ。
なんか、パスタ屋、あるで。
歩いてきてよかったかなとも思う。チャリでは通らん道やからね。
病院で長々と時間を消耗して、検査の結果は「なにもないよ」で、ムダではないけど、限りなく浪費に近い午前。
万が一、血液検査とかあったらと思って何にも食ってないだけに、極限の空腹状態。でないところが、今のおかしいところ。ワシ、メシ食うためだけに生きてるようなもんやからね。メシ食うために働いたり博打したりしとるわけやからね。それが普通のことやからね。
それがここ2、3日は、朝、まったく食欲がないのである。パンをトーストしてみたけど食う気力が起きない。しばらくもそもそぶち込んでみるが、タイムオーバー。
今日も起きて食う気力がないのでそのまま病院へ出かけたわけである。


さて、津田沼の駅前の路地裏にあるパスタ屋である。
はっきり言うと、異様な場所にある。
この駅は開発のバランスがめちゃくちゃで、北と南で全く繁栄の度合いが違う。といっても、いっけん栄えているように見える北口も見た目だけで、飯屋に関しては酷いものがある。チェーン店か居酒屋かラーメン屋しかないんやから。
南口はさらに酷くて、降りて見渡して、食糧がとれそうなところが、デニーズ、ロイホ松屋というところしかない。駅直結のロッテリアが潰れてしまうような暗黒地帯である。
もちろん、ショッピングセンターの中にはいくつか入っているけど、チェーンで高いだけで大した味ではないところがほとんど。
さらに線路沿いを歩いていくと、飲むにはよろしいが、昼からは開いてない店が並ぶ。この辺はワシもよく出没するのではあるが。
そして、住宅街が続く、というわけではなく、むしろ大学と予備校とその付属施設に占められている土地。まあ繁栄せんのも分からんではない。
そんな駅前のロジにユニヴァースなわけである。
まさかこんなとこに、そんな店があるとは思ってもみなかったので、それほど期待せずに入ってみた。
1,000円のパスタランチ。値段は土地を考えたらじゃっかん高い気がしないわけでもないけど、駅の反対側にあるチェーン店では1,000円以下のメニューはないことを考えたら上等。
前菜は日替わりで、今日はローストビーフとレタス。ちゃんとしてるなあ。
パスタが、5つぐらいから選べる。ワシはトマトソースが好きなので、あさりとはまぐりのトマトソースをチョイス。ボンゴレにしないでトマトソースにするあたり、平凡ではない。しかし、これが結構食える。当たり前やけど、トマトソースは、きっちり自分ちで煮て作っている。酷い店は缶から出して温めるだけやからね。贅沢をいえば、ニンニクは炒めたのを使ってもええんちゃうかと思うけど、まあ、そこはニオイもあるからね。
そしてドリンクがついてくる。ワシはここ2、3日コーヒー断ちをしているのでグレープフルーツの絞り汁なぞ。
悪くない。となりのオッサンが食うとった渡り蟹のクリームパスタも美味そうやった。
比較対象が悪いんやろうけど、昨日の昼に食った職場の近所のパスタ屋が、同じ1,000円で、サニーレタスちぎってドレッシングかけただけの皿を「サラダ」と称しとったのんを考えたらえらい違いよ。
近隣では競合店は全くなさそうなので、また試してみてもええんかなとは思うが、積極的にこの店のためだけに足を運ぶほどでもないか。
まあ、そういうことよ。