貧しい食卓

久しぶりに9時を回る時間帯まで仕事して、帰ってメシ作って食うとなると10時半。腹が減ってしょうがないので、途中で食って帰ろうにも、東西線を途中下車するのもめんどくさい。かといって乗換駅の九段下にはロクな飯屋がない(もしくは高い)。雨でなければ歩いて神保町という手もあるが。で、10時回って西船に戻ってきても飲み屋かラーメン屋しか開いてないわけである。
久しぶりに吉野家とかいうところに行ってみた。何年ぶりか。
セットを頼んでみたわけよ。味噌汁とお新香の。
味噌汁をすすってみる。舌にピリリと化学調味料の味がする。
「何だ、この味噌汁は。店の責任者を呼べ!」
とは言わんが、舐めただけでインスタント、それも最下級のんと分かるぐらいに不味いと食う気も失せるわな。
昔はよう食った。金がないときとかなあ。馬場の本たぬの近所とか、週に2回ぐらい行ってたなあ。貧しかったんよな。
けど、よくよく考えたら、これで大盛にして600円もとられる。高すぎる。300円ぐらいやろ、せいぜい。割に合わん。気分だけはものすごく貧しい気になって、ものすごく金を使ってない気分になるけど、実は600円もあったら3品ぐらいは作って食える。
たぶん、吉野家のチープな雰囲気に騙されてものすごく倹約した気分になってるだけなんやろうね。
マクドも一緒。あれも高すぎる。なんであんな肉らしき塊と粗悪な油に600円も700円も出さにゃならんのだ。
なら、コンビニで560円ぐらいの添加物満点の弁当でも買ってた方が財布には優しいわな。
やっぱり途中下車か…