麻生珈琲店

チャリのタイヤを替えにいったんよ。サイドウォールが傷ついてボコボコしてきよったから。最初は近所のチャリ屋に行ったんやけど、これがまたオッサンの愛想が悪い。
「それ、700Cだろ。ウチはないよ。」
それっきりブスッとしていて。この店に2回目はないで。
知っている限り、東船橋の駅前にそれ系の店があるので行ってみた。何が悲しうて生活圏が変わったのに同じ店へ行かにゃならんのか、タイヤごときで。
閉まっとる…
ウツダシノウ
しゃあないので、イチかバチかららぽーとに行ってみた。これが結構充実しとって、タイヤもいくつか種類があったので迷ってしまった。ついでにヘタってきてたブレーキも交換。
店内を見てたらホイールやらパーツがいっぱいある。むー、ほしいぞ。改造マニヤとしてはこういうパーツをみると血が騒ぐんよ。
タイヤを交換して快適になったところで、前から気になっていた店へゴーよ。
麻生珈琲店
http://www.asocoffee.co.jp/
わざわざ船橋の東端から西端を越えて市川まで出かけるなって? そんなもん、お前…
入ると、漢字の読めない方が出迎えてくれて、ということはなく、ジャズの流れている仄暗い店内。壁際には古い美術品やらコーヒー関連の雑誌類が並んでいていい雰囲気である。母屋の隣には専用の焙煎室が設置されている。
ストレートコーヒーも紅茶もかなり種類があって迷ってしまうが、おすすめのものを頼む。今回はモカのフレンチ。
カウンター越しに仕事ぶりを眺めてたんよ。失敗やったね。
何がかというと、雑なのである。
3人分ぐらい注文を受けていて忙しいのは分かる。が、流れ作業のようにポットからジャバジャバと湯を流し込んで(これが流し込むというしかない。落とすのではないんよ)、フィルターに泡が流れ込もうがおかまいなし。フードを調理している間は湯が落ちきっても放置。これじゃせっかくいい豆を使っても雑味が出すぎてしまって台無しよ。
出てきたコーヒーは香りはたっているが、飲んでみると案の定、濁っていて苦味も酸味もよう分からん。もったいない。
それでもきっちり香りが出ているのと、これだけ雑に淹れてもそれなりの味は醸し出しているので豆自体のポテンシャルは高いんちゃうかと思って、試しに買ってみたんよ。それを家に帰って淹れてみる。
ちゃんとしてるなあ。
要するに、淹れる人がきっちり仕事してくれたらかなり美味いはずなんよ。神保町あたりの喫茶店は丁寧に湯を落として1杯1杯丹念に淹れてくれる。だから順番によっては出てくるまで10分ぐらいかかったりするが、この手の喫茶店に入ってるモンは時間に追われてるわけでなし、それぐらい待つ。むしろ、「次のお客さんも待ってるからちゃっちゃと手際よく出さないと」とヤッツケでぞんざいな仕事をされる方が金を出す身としては困るんよ。その辺のクオリティはザギンや神保町みたいな喫茶店文化がきっちり根付いとる場所との違いやな。