中山の一茶庵

中山開催がないと、馬券を買った買わないが適当になる。
昨日ははるばる府中まで遠征競馬をしてきたのでともかくとして、その反動で今日はまったくやる気がない。秋華賞だけ、申し訳程度に1、2番人気から流して、アノ馬は2着固定。そらもう写真判定もあったけど、終わってみたら、写真判定が逆でも結果は同じ(1着から3着に降着するだけ)やん。
さて、今日は普段行くことのない法典の駅の方へ出かけてみた。そもそも中山から法典駅まで地上を歩いたことがない。どんなもんかと思ったが…
通りを1つ1つ見ながらチャリで徘徊。そして、発見。

入口はちょっと田舎のおばあちゃん家風。引き戸を開けると玄関になっているので靴を脱いで座敷へあがる。ホンマに田舎の家の造りよ、マンションの1階やのに。
秩序もなく置物が並べてあって、3間四方ぐらいの座敷に年期の入った机が並べてある。もうホンマ田舎のお正月かお盆みたいなもんよ。座敷の奥のほうには先代の遺影の並べられた仏壇が、あるわけないやん。
そばは、二八の更科そばと十割そばの2種類。今回は十割そばのほうを注文してみた。

これで940円。さすがに高いなと思った。すぐ近所の食堂風そば屋はもり450円やから。味は知らんが。
量も少ない。今日は昨日の食べすぎが胃に残ってたのでちょうどよかったが。
それを差し引いても、この近辺では一番美味い。というより、船橋の近隣にまともなそば屋がないだけなんかもしらんが。
そばの風味が出ていて(何か知らんが白い麺を食わされる街中のそば屋とは大違い)、ダシもうまい。そばを麺ではなくて塊りで食べたことがあるが、まさにアレ。
わざわざ出かけてきて食うほどのもんでもないとは思うが、中山の帰りとかに寄っていくとしたら、これは十分にアリやと思う。鴨せいろとかにして腹を満たすという手もあるしな。
調べてみると、何年か前までは近所に古い民家があって、そこで営業していたらしい。中に日本庭園があって、それを見ながら食えたらしい。それはそれで風情があろう。店先に並べられていた置物はその頃に庭へ並べていたものだそうな。置き場に困ったということか。
ところで、なぜ額に飾られている書が「乾坤一擲」なんかね(笑い)