天皇賞は今年一番のメンバー?

登録段階でG1勝ち馬が9頭もいる。それもフロックで勝った馬ではなく正真正銘のG1馬というのが何頭か混じっているから恐れ入る。今年一番のメンバーではないかと先週から楽しみなのである。もう朝から武蔵野線一周してでもゴーよ。
その中で、気になるのが1頭。エイシンデピュティ宝塚記念を勝って休養した後、今月久しぶりに毎日王冠で復帰したわけである。毎日王冠の成績は無視しよう。さて、この馬が残るのか?
その毎日王冠をみていると、逃げたウオッカを5番手ぐらいの馬が差して勝つというのが全く去年と同じ展開。一方の府中の芝馬場はというと、去年よりも差し傾向にある。だから一概に去年と同じような結果になるとは言い難いが、ウオッカはG1になるとペースが速くなって中団で折り合える。つまり差し、もしくは先行の後ろの方になると思う。それを差し切るのは至難の業で、実は、中団より後ろからのウオッカを差して勝った馬というのは本格化した4歳以降、ドバイからの帰国初戦だったヴィクトリ屋マイルのエイジアンウインズしかいない。なら勝つのは前の馬しかない。ところが、さっきも言ったように差し馬場なのである。
万が一、万全の状態でダイワスカーレットが出てくれば、という仮想中の仮想でしか考えられない話を、エイシンデピュティに置き換えてみたらどうか。
これが残念なことに、エイシンデピュティの東京実績があまりよろしくない。
1−0−1−4
唯一勝ったのは2年前のエプソムCで、このレース、18頭立てにも関わらず、掲示板に載った中で最も後ろから来た馬は2着のブライトトゥモローの8番手。残り4頭は、2番手、4番手平行、6番手といずれも前目の馬たち。
他の好走したレースをみても、いずれも上位5頭のPS4指数平均は30ぐらい。勝った宝塚記念も3着までは4番手以内の馬で占めている。
そらもう無印決定的よ。
同じようにレースPSの低いレースが得意なマツリダゴッホも含めて、先行馬はいらんのかなあと思ってる。今はな。